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日常の謎

にちじょうのなぞ

「日常の謎」とは推理小説のジャンルの一つ。
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概要

推理作家、北村薫の《円紫さんと私》シリーズ第1作目「空飛ぶ馬」が発端とされる、概ね下記特徴を持つ推理小説日常を舞台としながらも本命は非日常の象徴たる謎を推理し、元の日常へと収束させる(ただし日常を正とし謎を排他するものとは限らない)点がホームドラマ長寿番組をも包括した日常系とは大きく異なる。

  • 北村薫の「空飛ぶ馬」に似た作品(ただし安直な模倣パロディオマージュではない)
  • 日常生活中に突如起きた謎を1人~複数人で推理、解決する
  • 殺人事件が起きない(死亡者や程度不問の被害者さえ存在しない)
  • 殺人犯が存在しない(誰も悪くない)
  • 謎を意図的に組んだ首謀者・犯人さえ存在しない(本人も意図しなかった悪戯に留まる)
  • 舞台を現代社会とする(謎の解決に推理を用い、超常現象大人の事情等で強制終了しない)
定義が曖昧なため出版社側で紹介文に「日常の謎」と明記された作品以外は読者側で特定は難しい。その一方で長編小説やシリーズ作中で息抜きとして挿入された謎解きの一場面等を含めると、潜在範囲は世界中の全推理小説を再調査する必要がある程膨大な数に上る。よって言及がない作品は指定外もあるが該当作の指定が金銭的・時間的・効率的に不可能な側面もあるからである。

ジャンル普及においては、推理作家若竹七海が、その昔、書店員として接客時、顧客から「1000円札50円硬貨×20枚分に両替して欲しい」という両替依頼を受けて両替後に考察しても答えが出なかった経験をネタに戸川安宣他、法月倫太郎、依井貴裕、若竹七海を審査員とした(法月、依井、若竹は解答者兼任)一般公募によるアンソロジー小説『競作 五十円玉二十枚の謎』での商業的実証が決め手とされる。

トリック容疑者のアリバイ矛盾を突く趣旨ではなく「犯人」から提示された謎に対する謎解きに近く、推理小説の入門、初心者向けとする趣きもある。

主として同ジャンルの推理小説を手掛ける推理作家には米澤穂信、加納朋子等、ジャンル関係者の一人、戸川安宣に関連する人物(北村薫、坂木司、大崎梢、若竹七海等)が存在する。読者には紙面上の架空話でも血が出る話(スプラッタ)や殺人事件を嫌う女性読者も存在する。

同「日常の謎」ジャンルの推理小説読者の感想はトリックのロジックよりも「ほっこりした」といった作品が持つ個々の作中人物を肯定した優しさや温かさを賞賛する声が多い。

日常の謎とされる推理小説

※記事が存在する単独作品ないしシリーズ作品のみ





















※追加どうぞ

関連タグ

日常系 クイズ 性善説

外部リンク

『日常の謎の作り方』坂木 司
日常の謎 - Wikipedia
日常の謎 - ニコニコ大百科
日常の謎 - はてな

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