概要
《円紫さんと私》シリーズ(えんしさんとわたしシリーズ)は、北村薫による日本の推理小説のシリーズ名。推理小説のサブジャンル「日常の謎」の代表作として挙げられる。
主人公《私》が、道中で出会った謎を、在学中の縁で知り合った落語家春桜亭円紫に持ち込み、謎を解決してもらう推理小説。シリーズの経過と共に作品の時系列も経過していき、開始当初女子大生だった主人公は「太宰治の辞書」では子持ちの身となっている。
登場人物
私(わたし)
主人公。女子大生。名前はなく《私》と表記される。
春桜亭円紫(しゅんおうてい えんし)
落語家。本シリーズにおける探偵。《私》が持ち込んだ謎を解決する。
他メディア化
漫画版
第1シリーズ作『空飛ぶ馬』がタナカミホによって漫画化、リイド社より刊行。
落語
刊行一覧
- 空飛ぶ馬
- 秋の花
- 六の宮の姫君
- 朝霧
- 太宰治の辞書