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春桜亭円紫

しゅんおうていえんし

北村薫の推理小説「円紫さんと私シリーズ」に登場する架空の落語家の名跡、および架空の人物。
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概要編集

本名は初代が木村吉助(きちすけ)、2代目が須磨藤造(とうぞう)、3代目が浦辺菊二、4代目は空席、当代は5代目になる。


5代目編集

5代目春桜亭円紫は、架空の落語家・探偵。東京都上野出身、中野在住。

落語は暖かい芸風。シリーズを通した語り手である「私」をして「居心地がいい」と言わしめる。


探偵としての円紫はいわゆる神のごとき名探偵に分類される。多くの場合、主人公「私」から事件の概要を聞いただけで真相を言い当てる。


出演作編集

空飛ぶ馬(東京創元社、1989年3月15日)

著者のデビュー作でもある。第1短編集。


夜の蟬(東京創元社、1990年1月20日)

第2短編集。第44回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞。


秋の花(東京創元社、1991年2月10日)

初の長編作品。著者の覆面作家時代最後の作品でもある。


六の宮の姫君(東京創元社、1992年4月20日)

第2長編。芥川龍之介の同名の短編の創作の意図を探る文学ミステリとも言われる作品。第14回吉川英治文学新人賞候補作。米澤穂信はこれに影響されて、デビュー作『氷菓』を書いたと語っている。


朝霧(東京創元社、1998年4月20日)

第3短編集。主人公「私」が大学を卒業し、社会人となる。物語は次作につながる形で幕を下ろしてはいるが、後に北村薫は、このシリーズの続編を書くつもりがないことを明らかにしている。


関連タグ編集

北村薫 日常の謎 推理小説

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