朴正煕
ぱくちょんひ
朴正煕とは、韓国の政治家。大韓民国第5〜9代大統領。
1917年生、貧しい農家に生まれ、教師を経由して満州国の士官学校に入り日本の軍人となる(当時は朝鮮半島が日本に併合されている期間だったため)。当時は「高木正雄」の日本名を名乗った。
終戦で満州国崩壊後はアメリカ軍政庁が設置した警備士官学校に入り軍人となったが一方で共産党に通じており逮捕されるが南朝鮮労働党の内部情報を提供して釈放される。
1961年5月16日に陸軍少将となっていた彼は軍事クーデターを起こし政権を奪取、軍事独裁政権をうち建てる。
1963年には大統領に就任。日韓基本条約を締結、ベトナム戦争にも派兵するなど日米との連携を強め「漢江の奇跡」とよばれる経済発展を成し遂げる。
しかし一方で苛烈な反対派への弾圧を行い、多数の者が拷問で命を落とした。
1974年に妻の陸英修が夫婦で出席した式典の席上で暗殺される。
その後は娘の朴槿恵がファーストレディーを務めた。
1979年10月26日、側近のKCIA部長金載圭により暗殺され61年の生涯を終えた。