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「欠いたカタチを埋めるべく、新たな力をここに呼び寄せておる」

「おおう、聞き分けがよろしい、わらわの可愛いジーク」

「滅び…滅び!滅び‼」

CV/来宮良子(アルターコード:エフ)

概要

千年前ファルガイアへと進行してきた魔族と呼ばれる異星の機械生命体の頂点に君臨する巨大な聖母像のような姿をした魔族。

名前の通り全ての魔族を産み出した母であり、無印アルターコード:エフそれぞれ誕生した経緯が異なり、無印ではファルガイアとは異なる次元に存在する惑星ヒアデスで誕生した分裂や装飾を繰り返す機械(生命体の)ユニットどうしが1つに集合し意思を持ち始め誕生した機械生命体のユニットの集合体。

アルターコード:エフでは惑星『テラ』の住人達が作り上げた全次元に9体存在する鋼鉄製の聖母の内の1体で破壊を司る聖母像という設定。

両作品とも滅びを色濃く象徴する存在のため、破壊という行為に愉悦を覚える滅びという名の事象に染まった死を司る存在であり、自身の破壊衝動と本能に従い、全宇宙、全異次元、そして自身や子供たちである魔族を含めた全生命体の根絶やしを目的に活動する破壊や滅び、そして死という概念が擬人化、あるいは具現化したような存在。

無印の設定では元々機械生命体のユニットの集合体であるため、物語で見せる形態も1形態の1つにしかすぎず、無印、アルターコード:エフ共通の能力として自身の細胞から全く別の生き物を誕生、もとい生成することが可能であり、魔族とは彼女の細胞から誕生した文字通り子供たちのようなもの。

また他の機械システムを取り込み自身の能力へと転換することも可能であり、元々はファルガイアの再生のために作られたユグドラシルシステムを吸収し取り込んだため、元から高い再生能力を保有していたが、これにより異常なほどの再生能力と魔族生産能力が高めたれ、この能力を存分に発揮した結果ファルガイヤに深刻な大ダメージを与え、また、ロディたちに肉片まで粉々にされてしまったにも係らず、ジークフリードを食らい、彼の肉体を依代にして生き長らえられたのもこのためである。

定期的に次元の壁が不安定になり、他の星と繋がる特性を持った(無印では母星、アルターコード:エフでは母星『テラ』を滅ぼした後に侵攻した別の惑星)異世界ヒアデスを拠点として数々の世界を滅ぼした後、ヒアデスを滅ぼし(アルターコード:エフではその際、生み出した魔族を喰らった後)物語の舞台となる前の千年前のファルガイアへと進行、人間とエルゥ、そしてガーディアンの合同軍との戦いの末、一歩及ばず敗れ去り、その心臓を3つに分割され、ガーディアンたちにより繭の状態にされ封印されてしまっていた。

しかし古代遺跡を発掘し発展を遂げてきたアークティカ王国の人々が、誤って封印された魔族を解き放ち、その時に復活したナイトクォーターズのリーダー・ジークフリードがマザーの力を利用するため、様々な策謀を張り巡らした結果遂に復活を遂げる。

しかし滅びこそ美徳とするマザーと支配するものがほしいジークとは考えが一致する筈も無く、更には自身が生まれた母星や自身をも滅ぼすことに躊躇しないマザーの狂気(ヒアデスが滅ぼされた当初ジークフリードはまた誕生していなかったためその事実を知らなかった)を知ったジークは、密かにマザーを裏切る事を決意、彼の手引きで本拠地に乗り込んできたロディたちと、完全に力を取り戻していない状態で戦う羽目となり、彼らの活躍により滅ぼされたかに見えたが…。

マザーフリード

「わらわの名はマザーフリード・・・愛しき我が子ど共にある滅びの女神

「そのような矮小な攻撃ではわらわには届かぬわ!」

概要

ジークフリードの体を依代に、その肉体を喰うことにより再生復活を遂げたマザーの新たなる姿。

以前よりも数段パワーアップしており、無印では人間に近い聖母のような美しい上半身と芋虫を思わせる長いグロテスクな下半身を持つ不気味な姿を、アルターコード:エフではより悍ましく、より禍々しい姿をしたグロテスクな姿をしており、アマデウスと呼ばれる4体の防衛人形(?)を伴ってお襲い掛かってくる。また無印、アルターコード:エフ共に腕に子供の姿をしたジークフリードを抱え込むような姿している(様には見えないが)らしい。

当初はジークフリードの強靭な精神力にその意思を押さえつけられていたが、時折表に出て来る事も有り、その際はアルハザードが訝しむような行動(ファルガイヤを痛めつけるだけ痛めつけるものの、作戦が失敗してもほとんど意に介さなかったりなど)を時折取ることが有ったのはそのためである。

マルドゥーク内部での最終決戦でジークフリードがロディたちに敗れた結果、一時的に弱体化した精神力の隙を突き、内部から食らい尽くすことでマザーとしての意識がジークの肉体の主導権を握った結果、遂に肉体の主導権を握り、その姿をロディたちの前に曝け出した。

最終的に完全に滅ぼされるものの、その際、自身の滅びという事態にも喜びを感じてという狂気的なものであり、彼女のと戦いに勝とうが負けようが、どっちに転んでも彼女の満足のいう結果にしかならず、たとえ負けたとしても死の間際にファルガイアを死の闇に閉ざし、セシリアに絶望を植え付けかけるなどの最後の最後まで生命の滅びという自称にのっとったその行動は、おそらく多くのプレイヤーにトラウマをもたらしたに違いないだろう。

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