キュウカンバークエスト
きゅうかんばーくえすと
概要
4月3日2011年に始まり、現在も続いている人気なweb漫画。ストーリーも絵もGigi D.G.氏より。ジャンルはファンタジー・コメディー。
作者によれば「うさぎ子供が楽しい冒険をする物語」で、かわいらしいキャラクター・RPGっぽい雰囲気・鮮やかな景色・独特な味を持ったユーモアに評価がある。
2012年に第1巻を発売に成功し、オンライン店から買うことが出来る。
2013年に第2巻を発売するためのKickstarter資金調達も成功し、2013年11月に発売予定。
なお、Kickstarter計画でしか手に入らない特典も存在する。
二次創作に関して
本家様がツイッターでおっしゃっているように、この作品に子供キャラが多く登場するため、ファンにR-18な二次創作を控えてもらいたいと願っておられるそうです。
ストーリー
ドリームサイドの世界は平和な日々を送っていった。
魔法学校に行くはずだった少年・キュウカンバーだったが、
旅立つ日の前の夜、お父さん・キャベツ卿からの手紙が届けてくる。
キャベツ卿によると、悪党のコーデリア女王が、大昔世界を危機に陥れたナイトメアナイトを復活させようとしているのだ。
唯一世界を救えるのは、初めてナイトメアナイトを倒した英雄の末裔であるキュウカンバーだ!
キュウカンバー本人は自分がとても英雄向きではないと解かり、ただ学校で魔法を勉強したいが、そのお母さん・ベーグルに一応お城に行って様子を見た方がいいと頼まれる。
よほど英雄向きの妹・アーモンドが兄の代わりに行ってみてもいいと提案するが、「妹は英雄になれるはずがない」と却下されてしまう。
落ち込みながらも大人しくうなずき、旅立つキュウカンバー。
小さな魔法使いの兄・英雄にも負けない剣さばきを誇る妹とその仲間たちの冒険が今、始まる。
各話リスト
話数 | サブタイトル | サブタイトル(英語) | 始った日 | 終った日 |
---|---|---|---|---|
プロローグ | ありがとう、お父さんとお母さん! | Thanks, Mom and Dad! | 4月3日2011年 | 8月6日2011年 |
第0話 | ナイトメアナイト、復活 | The Nightmare Knight's Return | 8月14日2011年 | 1月11日2012年 |
第1話 | ディザスター・イン・パラダイス | Disaster in Paradise | 1月31日2012年 | 12月24日2012年 |
インタールード1 | -- | Interlude 1 | 12月26日2012年 | 4月9日2013年 |
第2話 | メイキン・サム・ノイズ | Makin' Some Noise | 4月20日2013年 | 3月14日2014年 |
インタールード2 | -- | Interlude 2 | 3月15日2014年 | 7月6日2014年 |
第3話 | 未定 | 未定 | --月--日2014年 | -- |
登場人物
仲間キャラクター
キュウカンバー
いつか魔法使いになり、他人の力になりたい心優しい少年。主人公であり、この作品においては絶滅危惧種状態に言っていいほど珍しい常識人でもある。やや後ろ向きな性格。愛称「キュウコ」「キュウコ兄ちゃん」。
それは偉い魔法学校に受かれたが、父親のおかげでそこに行く予定が狂っている。ドーナッツ王国のカップケーキ村出身。
初期では自作のボロボロした杖のせいで魔法が失敗することもしばしばだが、ちゃんとした武器を手に入ることにつれて実力を見せてくれる。
名前どおり、容姿はキュウリなモチーフ。
アーモンド
熱血な性格の少女。キュウカンバーの妹。もう一人の主人公。
兄の代わりに冒険したいの提案が母親に却下されるが、家出しキュウカンバーをピンチから救出するタイミングで再登場。体育系で剣の腕が一人前。実は小柄な見かけによらず兄を簡単にお姫様抱っこできるほど力持ち。
人気テレビ番組「美少女保護者パニシャーパミス」の主人公に憧れている。
ちなみにドレスのポケットは剣でも簡単に入れる。不思議。
名前どおり、容姿はアーモンドなモチーフで、アーモンドの花を髪飾りにしている。
キャロット
ドーナッツ王国の騎士。騎士道の思想が揃っているがちょっと怖がりな性格。まれに大人ぶろうとするもなんだかんだでみんなのいじられ役。超頑張れ。
元々は悪党トリオになった前のトマト・レタス・ベーコンとは仲間だったが、それはにんじんがBLTサンドイッチに合わないほど馴染めなかったとのこと。
パフェ姫とは恋人であるらしく、二人はお揃いのペンダントを持っていることが確認。やがてピアノからも「きみってパフェの彼じゃん」と言われ、実際付き合っていることが判明。
実は一人で愛する彼女を助け出せなかったことをかなり気にしている様子。
名前どおり、髪型はにんじんっぽい。
ノーチラス
リップル王国の姫君。普段は物腰の柔らかい振る舞いだがなんか腹黒い一面も。無謀と言っていいくらい前向きで、時折突飛すぎる行動で周りを振り回してしまう。英雄にクエストの歴史について語ってあげることが使命の一つらしく、リップル王国に到着したキュウカンバーの仲間になる。だが実は悩むほど忘れっぽい。てへぺろ☆。
とにかくとんでもない性格をしてらっしゃる。
一応王族の召喚術に才を長けており、携帯電話の似た「王立たる召喚術の器」を使用し使い魔のシビレウナギ「リクゥス」を召喚することが出来る。
名前どおり、オウムガイのような髪飾りをつけている。また、褐色肌でめがねをかけており、目も髪の毛も不思議とキラキラ輝いている。
悪役たち
ナイトメアナイト
ドリームサイドの世界に災いをもたらしたとされる、巨大な人の姿の怪物。ラスボス。
ドリームソードとディザスターストーンを以て封印できるとされるが、その前にその七体の部下を倒さなくてはならない。
コーデリア女王の企みによって復活を遂げた。
エキセントリックで失敗しがちな部下たちに常に呆れている皮肉屋な一面も。
パフェ姫をトマトのセクハラから助けてくれるなど、純粋な悪党だけではないかもしれない。
自他の発言によればなんらかの事情があって戦っている様子だが……?
コーデリア女王
世界征服のためにナイトメアナイトを復活させた女性。ほかの登場人物と違い、猫耳をしており、そのため宇宙人ではないかと疑われている。
普通はワイングラスを片手に登場。
不甲斐ない部下に容赦はしないが、ペリドーとは仲がいい模様。
ナイトメアナイトの仕組みを怪しく思い始めたらしいが、直接ツッコミを訴えてみようとすると…。
ペリドー
アーモンドと同じ年齢くらいの、コーデリア女王に仕えるツンデレ魔女っ娘。
特別な魔法で敵を宝石に変えるという恐ろしい才能を持つ。
名前の綴りは「Peridot」だが、正しい発音は「ペリドット」じゃなくて「ペリドー」。間違われると本人は激おこぷんぷん丸٩(๑`^´๑)۶。
また、名前どおりに容姿はカンラン石みたいに緑。
作者の余談によれば、実はアーモンドに対し淡き恋心を抱いており、彼女と顔を合わせる度の立派なツンデレぶりの故はそこにあるとのこと。
トマト&レタス&ベーコン(通称BLTトリオ)
女王に仕える悪い騎士たち。
リーダーのトマトは自分の男らしさにうぬぼれ、パフェ姫に色目を使いまくりだがまったく相手にされていない。
サブリーダーのレタスはトマトに思いを寄せており、ぶりっ子的な喋り方。
ベーコンは完全にネタキャラであり、うさぎなはずなのに豚らしい外見。
スプラッシュマスター
巨大なたこ、ナイトメアナイトの部下の一人。おバカ。リップル王国の人々を困らせている。
キュウカンバーたちの前に立ちはだかる、記念すべきストーリー最初の中ボス。
ノイズマスター
ヘッドフォンとマントをつけた、ナイトメアナイトの部下の一人。メロディー王国を進撃する。人前では騒がしく元気な性格だがその本音は…?
コンサートに出るはずだったピアノ姫を拉致する。「ノイズブラスター」という大砲でメロディー王国の首都を崩壊しようとしている。
実は背の高さはアーモンドたちの膝位。ちっこい。
ミュートマスター
大きくぷにぷにな身体を持つ、ナイトメアナイトの部下の一人。ノイズマスターと協力関係にあたる様子であり、ノイズマスターから「相棒」「ダチ」と呼ばれている。
「うん」などの小さな音でしか声を出せられないらしい。
萌え死に要注意。
実は大きい音が耐えられなく気絶する困った体質であり、そのことをノイズマスターに漏らされアーモンドの怒鳴りであっさりと目を回り倒れてしまった。なんという不憫ぶり。だが…?
オラクルさんと彼女に仕える者たち
夢のオラクル
英雄を導くはずの精霊……だが本人のやり方は驚くほど中途半端。大丈夫ですかね。
未来を見える才能が持つらしいが未来を見ると定められてしまうから見ようとしない。
「ただ出来ないんじゃないですか」とほかの登場人物から疑われがち。オラクルさん頑張れ。
グリズリーゴム
オラクルの森を保護するグミベアなおじさん。歯がないため構音障害がある。
実物版第1巻のみに載っている外番ストーリーに再登場。
シャルドネ
オラクルに仕える、葡萄らしき姿の小さな妖精。雇い主の性格に難があるため苦労が絶えないらしい。シャルドネさん頑張れ。
キュウカンバーたちの様子を見に行くと、うっかり彼らに思わぬ事実を漏らしてしまう……。
七つの国の王族
パフェ
ドーナッツ王国の姫君。常にどこでも敬語使いな喋り方が目立つ。
ケーキ街のお城に閉じ込められ、恋人のキャロットの助けを待っている。長く待ってしまいそうでちょっとかわいそうな立ち位置。
しょっちゅうトマトからセクハラを受けており、苦労が絶えない模様。
基本的に心優しいだが鋭くあざとい一面も持っており、他に討つ手がないのであれば女の魅力を使って相手を付け込み掌に躍らせることも惜しまない大胆さも揃えている。
そしてなんと、彼女のことを時折庇ってくれたナイトメアナイトを友達にする気満々。
絵描きがとても上手でかなりの速筆。
ピアノ
メロディー王国の姫君。
母上・シンバル女王の誕生日パーティのコンサートで歌うはずだったが、ナイトメアナイトの部下に拉致されてしまう。
シンバル女王によると普通は大人しい気質だが、感情が高ぶるとついスペース王国にでも聞こえるくらいの大声で叫んでしまうらしい。
そしてなんと、その声は「ノイズブラスター」の電源にされてしまっている。
本人は現状を自覚しており、大声を我慢しようと努力しているが…。
クリスタル王国の姫君・アメトリーヌとは仲がいいかの模様で、彼女を「アミー」という愛称で呼び、彼女宛の手紙をキュウカンバーたちに託している。
サンシャイン
スカイ王国の姫君。
熱気球でお日たまと一緒に大空を旅する日常を送り、世界中に日の光を注いでくれる。
その青眼は明るいうちに雲をそよいでおり、夜になると煌く星を映し出す。
あと、割と小柄らしい。
クロワッサン王
パフェの父親。
ペリドーの呪いにより宝石の像に変化されてしまっている。
実物版第2巻のみに載っている外番ストーリーに登場。
ケルプ王&コンチ女王
ノーチラスの両親。どこかのワカメ&ヒゲ親父と違って、二人とも娘思いな親。
コンチ女王はスプラッシュマスターに連れ去られており、その基地で囚われている。
ケルプ王は娘とキュウカンバーを手伝うようにアドバイスをくれたり、キュウカンバーに中々使いどころのなさそうな魔術技を教えてくれる。
シンバル女王&クラリネット王
ピアノの両親。
シンバル女王は性格が人懐っこくてちょっとわがまま。国の女王様なのに喋り方の丁寧さがまったくない。
クラリネット王はやや暴走しがちな妻のストッパーとして働いている。
その他
コスモ
ちょっと生意気な性格のマッドサイエンティスト。耳の形から判断してスペース王国出身。
その発明品でキュウカンバーたちの役に立ちたいと言い張っているが多分発明のテスティングをしたいなだけであろう。実際的にテスト中の発明品で主人公たちを困らせてしまうことが多い。
とにかく殴りたい、その笑顔。
ちなみに作者によればこのキャラクターのインスパイアだったTOLのジェイの序盤における振る舞いを考えていれば、これは納得のウザさ…かもしれない。
そしてにほぼ気付かれていない模様だが、実は現時点で性別不明だったりする。
短髪や衣服のため男の子と見受けられがちだが、三人称に一度も呼ばれていないため未確認。女の子、もしくはどちらでもない可能性を秘めている、謎に包まれているどころか謎からできているキャラクター。
実はグリッチ○○○○という謎の存在と協力関係にあたるらしいが…?
サターデイ
仮面を被った女盗賊。耳の形から判断してフラワー王国出身。
オラクルさんの間違いでドリームソードをもらったせいで、ナイトメアナイトを倒したければ彼女から剣を取り戻さねばならない。
星の形の玉を討つ銃で戦う。
「サターデイ」は多分本名ではない。
ブランブルビー
サターデイの執事。耳の形から判断してフラワー王国出身。
喋ることはなく、伝えたいことがあればサインを用意してそれに指す。
戦う腕は中々。
カブードゥル隊長
宇宙船に乗り、空から降ってきた変人(もしかしたら宇宙人)。
コーデリア女王のことを知っているような口ぶりだがその本質は謎。
リュート
メッゾの壁の向こう側にあるオルガネット町の町長。
フード付きマントを羽織った、眼鏡と前髪で目を隠した女性。
キュウカンバー同様、珍しく常識人。
レガート
悪名高き魔術師の亡霊。赤い目に金髪。外見は美男子だがナルシストな性格はかなり残念。
リュート自身の息子を含めて、オルガネット町の人々を攫い、困らせている。町に到着するキュウカンバーたちも拉致する。その目的はなんと、自作の劇団に演じてもらうためである。
なお、使い魔の楽器達によれば、彼は本物のレガートではなく、使い魔たちがうっかり隠しそびれた本来のレガートの力の源を見つけた、まったくの別人。
その驚くべき正体は…?!
お日たま
かわいらしいお顔の太陽さん。サンシャイン姫の相棒。
性格はぽかぽかで口調はやや幼い。
キャベツ卿&ベーグル
キュウカンバーとアーモンドの両親。
ベーグルは子供思いな優しいお母さんだがキャベツ卿の性格に色々な難があったりする。
タルトレット&バゲット
ケーキ街のパン屋で勤める二人の女性たち。タルトレットは心優しい性格でバゲットは厳しい。
実物版第1巻のみに載っている外番ストーリーでは主人公。
作者曰く、一番最初はこの二人の日常についてのストーリーにこのプロジェクトをしたかった。
ブルスケッタ&ビスコッティ
パン屋で勤める兄妹、タルトレット&バゲットのライバル。
兄のブルスケッタは自信家かつモテモテで常に目立っており、妹のビスコッティは怖がりで影が薄い。
実物版第1巻のみに載っている外番ストーリーのみに登場。