快傑ライオン丸

かいけつらいおんまる

1972年～1973年にかけてピー・プロダクションが世に送り出した特撮時代劇。時は戦国時代、日本を恐怖に陥れんとする大魔王ゴースンと戦う忍者がいた。彼の名は獅子丸。彼は獅子面のヒーロー・ライオン丸に変身してゴースン配下の暗黒魔人と戦うのだ!!

概要

ピープロダクションの代表作。「仮面の忍者赤影」や「変身忍者嵐」のような特撮時代劇であるが、キャラの立ちまくった悪役の存在感とアクション主体の熱気溢れる作風から絶大な人気を博した。

獅子顔の武者という思い切ったデザインのライオン丸や、物語後半に登場するライバルキャラクター・タイガージョーなど、視聴者を飽きさせない工夫を凝らした作品となっている。

またpixiv内では『怪傑ライオン丸』という誤った表記のタグが横行する悲劇の作品でもある。

本名：獅子丸。大魔王ゴースンに師匠・果心居士を殺され、その遺志を受け継ぎ、同門の沙織と小助と共にゴースンを倒す旅をしている忍者である。

師匠から受け継いだ「金砂地の太刀」を引き抜き「風よ！　光よ！　忍法獅子変化！」と唱えることで獅子面の剣士ライオン丸に変身する。

本名：虎錠之介。ゴースン配下の邪剣士で、ゴースンから授けられた「銀砂地の太刀」を使って虎面の剣士タイガージョーに変身する。

ライオン丸との戦いで一度は敗れ右目を失ったが、執念によって力を付けて何度も激戦を繰り広げた。そして戦っている内にライオン丸とは友情に似たものが芽生え、共にゴースンと戦う事を決意することになる。

錠之介を演じる戸野広浩司は撮影中に事故死したため、代役として福島資剛に交代している。

本作品のヒロイン。激しいパンチラアクションで世のお父さんの目を釘付けにした。特に初期は十字架磔・緊縛吊るし・四肢拘束での拷問など名ヒロピンシーンが続出した。

ちなみに沙織役の九条亜希子は本作品終了後に獅子丸役の潮哲也と結婚して引退した。