ボットン便所
ぼっとんべんじょ
汚物が落下する方式の便所。
汚物が落下する擬音語を用いた名称。そのため、本来は汲み取り式便所だけでなく、汚物が物理的に落下する方式(落下先が川や海の場合も含む 『古事記』に神武天皇の妃の母君せやタタラ姫がこういうタイプのかはやで「糞まれる」描写がある)の便所を指していると考えられるが、実際にはそのような便所が少ないため、事実上は汲み取り式便所の俗称だろう。
多くの場合は和式。通常は便器の後ろ側半分に穴が開いていて、そこから汚物が落下する。しかし、便器全体に穴が開いているものも稀にあり、それらをブラックホールと呼ぶことがある。なお便器から便壺までが2メートルを超すトイレでやる場合、まず「ものが風を切る音」が聴こえるそうである。