概要
アメン神の妻でありコンス神の母でもあり、また、テーベの守護神でもあるエジプト神話に登場する女神の1柱。
その名はハゲワシという意味と母という意味を持つ。
彼女はアメンとの間に息子をもうけるが、その息子は夫であるアメン神であるため、彼女は、アメン神の娘でもあり、妻でもあり、母でもあるというヤヤコシイ特色を持っている。
つまり彼女は、『天空の女主人』であるのと同時に『ラーの目』の役割を担っているが、『ラーの目』はラーの娘でもあるため、ムトは『ラーの娘』となり、妻でもあるとされたらしい。
そして最終的には『太陽の母』と解釈され、イシス神と同一視されたという。
ちなみに自分の子供を護る時は戦いの神としての一面をも見せ怒らせると怖い存在らしい。