概要
『大韓航空ナッツリターン事件』あるいは『大韓航空ナッツ回航事件(英:Nuts Incident)』とも呼ばれる。
2014年12月5日未明、ジョン・F・ケネディ空港から仁川に向け離陸のため滑走路に向かい始めた大韓航空86便(エアバスA380型機)の機内で、乗客として乗っていた同社の趙顕娥副社長(当時40歳)が、乗務員に対してクレームをつけ、機を無理矢理に搭乗ゲートまで引き返させて、機内サービスの責任者を機から降ろし、運行を遅延させた事件である。
ナッツをきっかけにして暴言を吐き引き返し(ランプリターン)をしたため、しばしば短く『ナッツリターン』ともよく呼ばれている。
その後顕娥副社長は辞任、30日に航空保安法違反と強要などの疑いで逮捕され、裁判では実刑判決を受けたが控訴している。