概要
東方Projectに登場する本居小鈴の衣装にまつわるタグの一つで、『東方鈴奈庵』第十四話などで描かれた部屋着または就寝時のものと思しき小鈴の様子が元である。
同作同話においては小鈴の個人的なスペースと思われる屋根裏に敷かれた布団にもぐって読書する小鈴が描かれており、その際にはゆったりとしたパジャマのような姿で登場している。
同話によるものは襟元と胸元や前面のフリルデザインが特徴的なゆったりとした長袖で、普段身につけている特徴的な髪止めも外した、リラックスした様子で描かれている。
また布団から出て屋根裏部屋の縁付近の窓に向かって腰を落とす様子からは腰から足先に至るデザインも伺うこともできる。腰元が紐で絞られている様子もこのとき見る事が出来る。
『東方鈴奈庵』の単行本第一巻にある設定資料によれば、普段着けている和服の下に着込んでいるようだ。
先述のように髪止めも外しているため、降ろした際には髪が肩よりも長くなるという小鈴の自然な髪の流れの様子も描かれている。
続く第十五話では同様の寝巻の上に半纏のようなものを羽織った姿でも描かれている。
また同話では上着の細かなデザインやスカート部分の構造がより詳細に描かれている。
さらに十七話では上記の寝巻の他襦袢のような姿も描かれている。
こちらは博麗神社のもののようで、小鈴の私用のものと交換した様子である。小鈴の物は丁寧に折りたたまれて枕元に置かれている。
ただし服装が切り替わる両シーンの間の小鈴は意識が無い状態であるため、誰かが意識の無い小鈴を着替えさせたものであるようである。
その際に居合わせた博麗霊夢か霧雨魔理沙のいずれかかかもしれない。
デザインと季節感
第十四話から第十五話にかけては通りに雪の降り積る冬の季節の話であり、小鈴も表に出る際には半纏を羽織っている。十七話ではすでに木々には花が開いているが「 夜は まだまだ冷える 」(霊夢)ようで、人里で怪異を追っていた魔理沙は丑三つ時頃に冷えのためかくしゃみをしている。
多様な衣装デザインのアプローチという意味においては東方Projectでは人間の里でも平素の衣装の他夏の衣装が描かれる事もあるため、上記のように寒い季節に限らず温かい時期または暑い時期の寝間着姿が今後も描かれる可能性もある。
合わせて「寝巻小鈴」もまた、『鈴奈庵』をはじめとした原作のアプローチを含め広がる可能性を持つものとなっている。
小鈴にまつわるその他のタグ
小鈴にまつわるデザインとしては、眼鏡をかけた様子を描いた作品に用いられるタグとして「眼鏡小鈴」があり、こちらもまた『鈴奈庵』作中で描かれた小鈴が眼鏡をかける様子が創作のベースとなる事もある。