ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

YF-12の編集履歴

2016-02-25 04:14:56 バージョン

YF-12

わいえふじゅうに

CIAのA-12をもとにした迎撃機。最高速度はもちろんマッハ3。色々と実用的でない点があり、その上非常に高価なので計画は中止された。生産数は2機。

インターセプターを目指して

最高速度マッハ3の迎撃機として、A-12をベースに開発された。

A-12の戦闘機型なので、F-12となった。

強力なレーダーと射程の長いミサイルを組み合わせた迎撃機ではあったが、問題も多かった。


・発進前に燃料を暖めておく必要がある。

・パイロットも高高度の環境に合わせ、血液中の窒素を抜く必要がある。

・燃料を予熱するなど発進前の準備に時間がかかる。

・費用、保守の手間により、運用コストが莫大。

そもそも、マッハ3のスピードでは敵機を探知しても、ミサイルを発射する頃にはすれ違ってしまうのだ。

(そして、引き返そうにもマッハ3での旋回半径は百数十キロにも及ぶ)


特に搭載するAIM-47「ファルコン」は、発射前にシーカーの十分な冷却が必要など、誘導装置の欠陥があった。ベトナム戦争でも、元となったAIM-4は最低の評価となっている。

(いわく、「故障や作動不良が多すぎて使えない。積んでても邪魔なだけ」)

射程は向上しているのだが、これではいくら何でも使い物になりそうに無い。


機体は高価であり、また運用設備もかなりの増強を必要とされた。

(専用の燃料加熱機、専用の飛行服、専用の格納庫など)

迎撃機としては問題の方が大きかったのだ。

さすがのアメリカも、この莫大な費用を必要とする計画は中止にしたのだった。

総生産機数は2機。


尽きない野望

このような特殊極まりない航空機ではあったが、派生型(?)も計画された。

YF-12A:実際に2機制作されたA-12の派生機。

       不採用となった後はNASAの実験機として余生を過ごす。

F-12B:F-12の生産型。機首レドームの形状が変更され、空力が改善される予定だった。

YF-12C:ジョンソン大統領により、初めて公表された時の名称。

       不採用となった後、NASAはこの名称で運用した。


RF-12A2

エースコンバット3、ゼネラルリソース編で使用できる自機。F-12をコフィン仕様に改修している。

しかし、空軍の命名規則ではアルファベットを順に振っていく事になっており、これに従うとRF-12Dとなるはずだが何故かA2である。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました