人物像
- 年齢:18歳
- 身長:173.4cm
- 体重:60kg
- 血液型:A型
- 誕生日:8月4日
- 好きな食べ物:素うどん
- 嫌いな食べ物:酸っぱいもの
黒い髪と青い目を持つ(葉曰く目は綺麗)
職業は医者で御門の御典医も務める。
まじめで正義感が強く、面倒見がいい典型的ないい人。反面『手当するなら殴ってもいい』という危険な思考も持ち合わせている。その為、仲間から『いつか縫合するなら斬っても良いと言うのではないか』と影口をたたかれた。
偽り人を嫌っており、そのため空のことも最初は不信感を抱いていたが、彼やぽちと行動を共にしているうちに徐々に打ち解け、大きく信頼していくようになる。
医者という職業の為か武器は所持しておらず肉弾戦がほとんどだが、かなり打たれ強く大男を一撃で殴り倒す程の実力を持つ。作者曰く「根性で実力が変わる少年誌タイプ」。その力と真面目さは空も認めており、ぽちや閨も頼れる存在として一目置いている。責任感が強く判断力もあるが、一方では騙される事も少なくはなく、空に貶められた事も1度や2度ではない。彼に(理不尽に)殴られたり蹴られたりは最早お約束。
しかし、それはあくまで空が仲間だからであり、敵が同じような攻撃をしても回避、反撃が可能。
又、相手の女装を見破る、閨の恋心に気付くなど洞察力も優れている。
医者としての腕も確かで、国内では未知の治療法である手術を行える。空一行が躊躇うことなく戦えるのは彼の存在があってこそと言えるだろう。穂獏銀との決戦ではそれが顕著である。
しかし、薬馬自身が怪我をすることも多く、「ほぼ毎巻どこかしらに怪我の描写がある」という事態に。(彼には及ばないが、本作では割と流血担当と言っても過言ではないくらいには(特に初期)周りと比べて描写が多く、大体戦えばどこかしら出血している)
当初は長い黒髪が特徴だったが、蝶左との戦いの際に切ってしまった為に現在はセミロング。
女性的な容姿の所為か、読者から性別を疑うような手紙が届いたり、作中で(髪が短くなった後にも関わらず)女に間違えられたことも。
元々の面倒見の良さから空とぽちに対して口うるさく心配するようになり、その為かオカンと言われることもある。実際ぽちからは「おかーさま」、烏頭目からは「こじゅ」と呼ばれている。
ちなみに、蝶左には「医者」、弐猫は「医者くん」、石清に「お医者様」、みなもに「お医者さん」と、職業名で呼ばれることが多く、ブログでもネタにされた。(尤も、空一行の中では空、薬馬、閨、九十九を除くほぼ全てのメンバーが愛称、職業、地位を元にした呼び方をしている為、彼だけが該当するわけではない)
ここのつの宝の一つ、青玉の勾玉を所有。
医者という職業柄、手には気を使っており傷痕一つ無く綺麗に整えられている。
過去
異国の船が行き来する外島という場所で生まれ、母子家庭で育った。
父親については母から聞いた話では「異国の人」らしい。
元々異国から来た医学書を読んで医者になろうと思っていたらしい(回想シーンから察するに10歳いくか行かないかの歳で医学書を理解するなんて、薬馬……恐ろしい子)
母が病に倒れた際、ユーニ・コンラッドの手術を目撃して、自分も手術を学びたいと考える。彼が島にいる間中、ずっと彼のことをつけては、自分なりに勉強して追いやられるを繰り返していた。
母親が死んだあと、身寄りがないことをいいことに、密航という形でオランダへ渡った。
オランダでユーニから医学やそのほかに色々なことを学ぶ。自由人な彼にかなり振り回され、呆れていた様子だったが、心の底から尊敬している。初期の髪形はユーニのものを真似ており、初登場時は性格や口調もかなり近かった。帽子も彼の形見。
ユーニが病で死にかけた際は『お疲れ様でした』と口にし(95歳という大往生だった所為もある)、本当に死んだ時も『アホみたいに逝った』と称した。
オランダに長くいた所為か、キレるとオランダ語に変わる。
ユーニとの関係
作者のブログ内でのユーニとの会話より。
彼曰く、息子は「異国の女と恋に落ちて家出した」のだと言う。
この話と前述の薬馬が母親に聞いた話、ユーニの年齢(享年97歳)、容姿などの類似点(瞳の色等)から、彼が薬馬の父方の祖父である可能性が高い。
つまりは師弟で祖父と孫。
余談だが、ユーニの名前のモチーフとなるユニコーンは馬をベースにした生き物であることからも、薬馬との血縁関係を示唆しているように捉える事ができる。