クオン(うたわれるもの)
しっぽぼーん
CV:種田梨沙
ゲーム『うたわれるもの』の続編『うたわれるもの 偽りの仮面』に登場するメインヒロイン。
概要
雪山で行き倒れかけていた主人公ハクを助け、彼の保護者を自称し行動を共にするようになる。
一人称は「わたくし」。スラリと伸びた長くしなやかで毛並豊かな尻尾と、
白いモフモフの毛で覆われたケモミミがチャームポイント。
面倒見が良く、快活で健啖。感情表現豊かで驚くと尻尾の毛がバクハツしたように逆立つ。
薬師の心得もあり、作る薬は傷には染みるが効能は確かなもの。
アニメでの大好物はいなり寿司(のようなもの)
横にガリと端しょうがらしきものも添えられていた。
トゥスクル出身でかつてハクオロに仕えていた者達によって育てられていた。苦手なものはアルルゥとカミュ。(過保護過ぎるため)
ユニットとして
近接攻撃を得意とするアタッカーにして、薬草を用いた回復を使いこなすヒーラーでもある。
今作では回復手段を持つユニットが豊富なこともあって、前作のエルルゥほどヒーラーとしての重要性は高くないものの、行動順が速いことから扱いやすく、レベルが上がると苦無を用いた射程攻撃も可能となり、アタッカーとして非常に頼れる存在となる。
ZOCを無視する勇気の瞳、周囲の味方の気力を上昇させる気合浸透なども便利だが、物理防御の発動率が低いので前衛として過信は禁物である。
術に対しては非常に高い耐性を持つため、術士系の敵をいち早く仕留めに行く用途には最適。
関連タグ
ネタバレ注意!!
双子の少年たちを連れて酒に酔い彼女の名を口にした鋭い眼光の男、ハクオロに近しい者達によって育てられたことなどいくつかの出生にまつわる要素は作中にちりばめられており、明言はされないものの前作のプレイヤーなら彼女の両親と正体を自ずと理解できるようになっている。
つまりはエルルゥ、アルルゥの姉妹とは先祖を跨いだりとかなりややこしい関係ではあるが一応は親戚とも言える。
今の世界に生きるヒト達は通常は母系遺伝であり、戦闘系の部族であっても両親のうち父親だけが戦闘系の場合は母親の性質が継がれる。そのために戦闘系の部族であるエヴェンクルガ族は女性が里を出るのはエヴェンクルガの血を残すためという使命を帯びていたりする。前作ではそれ故にエヴェンクルガである祖父の形質が継がれず戦闘系の資質が無いシャクコポル族の性質が継がれたためにコンプレックスに苦しむ者もいた。
クオンの場合は一見、外見こそは母親に近しいものだが、例外的に父親の性質を色濃く継いでいることが終盤に判明したりと本質的にはかなりおっかない存在である。人体発火、人体凍結、人体腐敗、触れずに人体を爆散させたりとした人体への干渉能力、飛来してきた無数の矢を一瞬で燃やし尽くし、都市の一区画を一瞬で消し飛ばしたりなど明らかに父親の素質が表れている。この能力を行使している時は瞳が明らかにヒトでない異形のものとなっている。ハクがクオンにしばかれた際に禍日神(ヌグィソムカミ)呼ばわりしているのもあながち間違いではない。
二人の白皇ネタバレ注意!!
本作はクオンがトゥスクルに帰還してから始まる。決して使うべきでなかった『力』を解放してしまったために、十日も寝込み目覚めても一時的に記憶を失っていたがクロウに刺激されることで記憶が復帰する。
前作でその身分をうかがわせていたが明言される。彼女はトゥスクルの女皇(みこと)、即ち祖皇たるハクオロ、ユズハの娘である。
母であるユズハを死に追いやった病にかつてかかったことがあるが、その身に宿る『力』によって既に駆逐されている。
記憶を取り戻すやいなやすぐにヤマトへと赴こうとするが制止される。アンジュを襲っている状況を知り、アンジュや友たちを助けるためトゥスクル女皇としてヤマトへ進軍することを決めた。
OPムービーでは二十年近く前にかつて国ごと全て壊滅したはずのアブ・カムゥの肩に乗っていることが確認できる。