概要
PS2で発売された「Toheart2」に18禁要素を加え、
Windowsに移植した「ToHeart2 XRATED」から登場した
新キャラクター
身長163cm・87/57/83、AB型。誕生日は9月20日。
向坂環同様、一学年上の現生徒会長。
成長の過程においての影響で、身近な手作り感のある食べ物が
食べられないので
校内では「某肉体バランス栄養食」や
「ヨーグルト」などを食べている。
初登場は卒業式の日。屋上で何故か泣いている所を主人公にもくげきされることから話が始まる。
後日主人公が会いに行くと、泣いていたイメージとは打って変わって冷たい女性として登場。主人公は困惑しつつも、彼女の為に力になろうとしていく。
他のキャラクターのシナリオが、
PS2版からほぼ変わらないシナリオにキャラによっては
強引にアダルトシーンが入った感があったのに対し
「久寿川ささら」は新キャラゆえに、
その辺りのシナリオのチグハグさはない、ような気がする。
また、春休みのとあるシーンが「エロシーンよりエロい」と言われたり。
性格など
当初の鉄の女イメージから、だんだん変わっていく本来の姿や
その容姿で人気が高い。彼女を語る上でのキーパーソンでもある
まーりゃん先輩は、攻略対象ではなかったものの、
Anotherdaysでヒロインに昇格している。
また、クラゲ、サンショウウオなどの両生類が大好きで
語りだすと周りが見えなくなるという一面もある。
(余談だが、彼女が話していたサカサクラゲ、連れ込み宿の隠語と結びついたりする ライターに意図があったかは不明)
シナリオへの評価(ネタバレ注意)
3月の終業式まで、ささらとまーりゃんの関係を再確認するまでの評価は概ね良好。
が、それまでにほとんどの伏線を回収してしまう。
4月。主人公が「俺にはささらを支える力がない」と自信を無くしてしまう。タマ姉もまーりゃんも、落ち込んでる時くらい励ましてやれば良かったのだが、突き放すばっかり。さらに、雄二は貴明が落ち込んでいるのを見てささらと真面目に付き合おうとする。
どう解決したかと言えば「まーりゃん先輩が全部やってくれました」。本当にありがとうございます。
こんな感じなので「主人公がヘタレすぎてウザい」と一部のユーザーから非難を浴びることになる。
まあ「良かれと思ってやったことが、逆に相手を傷つけてしまう」というコンセプト自体は悪くないと思われる。
それ以降になると、今度はささらの(DQNな)両親が登場。夫婦の争いに娘をまきこむ。母親は(仕事の事情もあるのだが)、ささらを連れてアメリカに行こうとする。
最終的には、主人公がささらと駆け落ちしてエンディング、と見せかけてエピローグでは空港でアメリカに行くささらを見送って終わる。ささら曰く「お母さんさびしがるから」。あれ?お父さんは?
シナリオ肯定派は「これは両親との確執を乗り越えることで、子供から大人に成長する物語である」と評している。
否定派の意見は「両親がDQN過ぎてウザい(和解する気になれない)」「確執をどう乗り越えたのか全く描かれていない」など。
ちなみに、「ささらの可愛さは異常」といった言葉が見られるが、これらシナリオの不評とささら本人の人気を皮肉ったもの。皮肉だということを知らずに書きこむと荒れる元なのでご注意を。
その後の登場作品
ゲームでは先述の「XRATED」とPSP版Toheart2、
Anotherdaysに登場。
アニメではTV版では登場がなく、
後にシリーズ化されたOVAになって
ようやく映像出演するようになった。
また御形屋はるかによる漫画版では、おまけシナリオに登場。
まーりゃん先輩とハッピーエンドを迎える。お幸せに。