概要
登場は劇中序盤。夏休みの旅行に向かう時、ドラえもんが移動手段として紹介する場面で登場。
高性能コンピューターを積んでいて、搭乗者を始めとした人間との会話、ナビゲートやライブラリ照合など瞬時にこなす。 記録データを映像として再生する機能もあり、これにより一つの事柄の真実が判明される。
ドラえもん曰く <最新のコンピューター> らしいが、柔軟性に欠け融通が利かないことを始め、命令違反や悪口を言われると逆上する、恐怖のあまり隠れるなど 人間に近い部分が作中で現れている。
メンバーからの扱いは?
ドラえもんを始めとした男性陣からは「バギー」と呼び捨てで呼ばれるが ジャイアンはそれに「ちゃんとやらなかったら、ぶっ壊す」などと暴言を吐かれているため荒々しい運転や【イイダロウ、壊してミロ!ソノ時ハ、オマエラ全員徒歩で移動ダ!】などと喧嘩腰の対応をしてしまうことも。
しずかからは『バギーちゃん』と呼ばれ、優しく接してくれており懐いている
壊されそうになった時『二人の命令で動いていただけで、機械に善悪の識別能力はないのよ!』と庇ってくれたため更に拍車がかかる。
しずかからプレゼントを貰った時は【ジブンガ バギー デ アルコトガ カナシイ】と
”自分も人間であったのなら” と悲しみの涙を流した。 (本人曰く【オイルモレ】)
海底鬼岩城付近では
鬼岩城を探索のための移動手段として参加する。
が、途中で 恐怖のあまり【イヤダ!モウ、コレ以上ハ イヤダ!!】と言い自ら四次元ポケットの中へ隠れてしまう。
物語終盤で
仲間達全員が倒れ、絶望したしずかの流した涙に反応、【泣カナイデ。ボク、シズカサン ノ タメナラ ナンデモスル】と応え、自ら四次元ポケットを飛び出しポセイドンの前に姿を現す。
【コイツダネ? シズカサン ヲ 泣カセタノハ!】とポセイドンに迫るが、光線を喰らい車体が炎上する。 火だるまになっても臆さず、全速力でポセイドンへ向かって特攻を仕掛け破壊した。
最後はネジだけになり、「しずかの宝物」として【大切な友達】として記憶され 海底界を救った英雄の一人として語り継がれている。
その他にも
大山のぶ代ら初代メンバー達が、一番印象に残ったキャラクターとして挙げられている。
書籍<ぼく、ドラえもんでした>では、「みんな、このシーンで泣いていました」と書かれていた。
エポック社から立体物も販売されたことがあり、商品名が<ドラえもんのバギー>となっているが 映画からそのまま飛び出してきたかのような高い完成度で再現されていた。
マクドナルドのハッピーセットにも登場したが、こちらは複座型ではなく単座型になっている。