五十歩百歩
ごじっぽひゃっぽ
諺(ことわざ)の1つ。比べても大して変わらない事。
意味
五十歩百歩とは、どちらを比べても大差の無いこと。
由来
とある国の王が孟子に「良い政策をしてるつもりなのに国民が増えてくれない」と相談したところ、
孟子が「戦場で二人の兵士が逃げ出し、50歩逃げたところで踏みとどまった兵士が100歩逃げた兵士を嘲笑したとしたら、王はどう思われるだろうか。」と尋ねたところから。
王が「逃げたことに変わりは無いのだからそれはおかしい」と答えたら、
孟子は「その通り、そしてあなたが良い政策をしてるつもりでも他国と比べて五十歩百歩なのです」と指摘し、孟子の勧める王道を唱えていく。
上記の話は『孟子』という書物に載っている。興味があれば調べてみてはいかがだろうか。
英語では『20も19も似たようなもの』『インチだろうがマイルだろうがミスに変わりは無い』と言うらしい。