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ミュシャ風の編集履歴

2011-02-10 19:21:24 バージョン

ミュシャ風

アルフォンス・ミュシャの画風を模して描かれたイラストに付けるタグ。

大きな特徴として、フチ付きで装飾的に描かれた人物の髪、草花や自然物モチーフの繰り返し・絡み合う曲線的パターンを利用した華美な枠装飾が挙げられる。

アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)

アール・ヌーヴォーと聞けば真っ先に連想される画家。初期にはパリで活躍し、後年はアメリカに移住し、欧州各地を転々とした後に故国チェコに戻り、祖国の歴史を描いた連作「スラブ叙事詩」の制作を行った。挿絵、装飾パネル、カレンダー、ポスターなどのグラフィック作品のみならず、装飾品やテキスタイル、インテリア用品のデザインなども手がけた。


彼を語る際に必ず話題に上る伝説的な出来事がある。彼が印刷業者に勤めていた折、大至急のポスター依頼が舞い込むも職場のデザイナーはクリスマス休暇で出払い、作業に取りかかれるデザイナーはミュシャだけであった。これは美術学校を卒業してすぐに舞い込んだ仕事であり、おまけに彼は商業ポスターを描いた事がなかったが、何とかその日の内に仕上げる事が出来た。すげぇ。しかもポスターが貼り出されるや否や大好評を博し、一夜にして彼の名はパリ中に知れ渡る事となる。ミュシャすげぇ。

ミュシャが一躍有名となったエピソードであるが、これは女優サラ・ベルナール主演の芝居、「ジスモンダ」の為のポスターとしてよく知られている。ちなみに芝居も大成功に終わり、サラ・ベルナールがフランス演劇界の女王として君臨するきっかけとなった。ミュシャ超すげぇ


ちなみに近年では、伊藤園の缶コーヒー「サロンドカフェ」のパッケージに用いられたりもした。


アール・ヌーヴォー

またはアール・ヌーボー。フランス語で「新しい芸術」の意味。19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した芸術様式。イギリスの「アーツ・アンド・クラフツ運動」がフランスにおいて発展したものであり、日常生活を芸術に結び付けることが目的であった。絵画や彫刻はもちろん、装飾や建築にまで幅広く応用された。

植物の形を取り入れた曲線的パターンが特徴。

後には機能性よりも過度な装飾性に流れてしまい、その意義を失った。


関連タグ

アール・ヌーヴォー アールヌーボー

アールデコ


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