ククリナイフとは、グルカ族をはじめとするネパール、インドの諸部族で使用されている短刀。グルカナイフとも呼ばれる。
概要
湾刀に分類される刀剣で、内側に「く」の字型に湾曲した幅広の刀身が特徴であり、付け根には「チョー」と呼ばれるω型の窪みが見られる。
戦闘専用では無く、農作業や家事、狩猟が主な目的であり、用途に合わせて大小さまざまなククリが存在する。
名称
日本では「ククリナイフ」「グルカナイフ」いずれの呼び方もされるが、英語圏では「グルカナイフ」の呼称が一般的である。
これはセポイの乱において、このナイフを以って勇猛な活躍をみせたグルカの兵士を、戦後イギリスが「グルカ兵」の呼称で傭兵として多様したため、「グルカ」の呼称が定着したためである。