概要
第二期初の短編集回。
クリスマスおそ松とは対になる話が多く、話の季節も真逆であれば、話の内容や対応するキャラクターや、その後の行動も対照的な動きが多い。
例としては、ハタ坊はクリスマスには美女をはべらせて豪華客船を動かしていたが、夏では一人海に潜ってカップルを脅かして居る。トト子は、クリスマスにはF6を引き連れていたが、夏では一人でカップルを襲撃していた。
また、クリスマスでは一松がブラックサンタに扮していたのに対して、夏ではカラ松がサマー仮面に扮していた。
他にも、以外なキャラのその後が分かる回でもある。
セミ
とある高校の夏の日のこと。
校庭にある一本の木の下で、一人の高校球児と野球部の女子マネージャーが向かい合っていた。
自分を甲子園に連れて行って欲しい。と言う女子マネージャーに対して、高校球児は愛の告白する。
そこにどこかの長男に似たセミが現れ、告白の邪魔をするようにうるさく鳴き始める。
やがてセミの声は次男に似た奴が合流した事でうるささを増していき、そこに更に残りの兄弟に似たセミも集まってくる。
やがてセミのうるささに告白を邪魔された女子マネージャーは、泣きながらその場を去って行った。
そんな二人を見て、六匹のセミはオシッコを残して飛び去って行くのだった。
十四松体操
夏休みが始まり、十四松はかつてのサンタを待ち侘びる時のように目を輝かせてラジオ体操に参加する。
十四松が体操を始めると、腕を一振りする度に強力な風圧が起こり、周囲に風をまきおこす。
やがてラジオ体操に盛り上がった十四松は、そのまま強力な回転を見せ始め、竜巻を起こす。
こうして、十四松以の人たちが吹き飛ばされた公園で、十四松はラジオ体操カードにハンコを押しながら、残り39日まで出席する事を宣言する。
じょーず
どこかのスクール松で見た様なピンク髪のヤンキーと、どこかのじょし松さんで見たようなガングロギャルが海水浴を楽しんで海に、カップルに近づく怪しげなハタが一本。
ハタはゆっくりと二人に近づき、その下に隠れていたハタ坊が現れ、脅かす様に言う。
「じょーず」
カップルは唖然としてハタ坊を眺めて居ると、そのままハタ坊は巨大なサメに食べられてしまう。
暑いざんす
その日、イヤミとチビ太は、暑すぎる夏の暑さにやられて、ダウンしていた。
そんな中、チビ太はデカパン博士に何か便利な道具をもらおうと、デカパンの家を訪ねる。
しかし、デカパンの家のクーラーは壊れてしまっており、涼む事は出来なかった。
あまりの落胆から家の中で暴れ回るチビ太とイヤミを見て、仕方なくデカパンは、究極のVRとして、脳に直接繋ぐLR機器を急遽開発する。
究極のVR体験によって、暑さを涼しさに感じる様になった二人であったが、その発明の所為で、デカパンの家で出火し、家中が炎に包まれてもわからない。
炎の中に取り残されながら、イヤミとチビ太ば涼しいと言いながら家事の中の家に取り残される。
流刑
トド松は、ある夏の日、兄たちを差し置いて女子と海に行っていた。
自撮り棒を伸ばす女子に挟まれて、ポーズを決めていたところで、五人の悪魔に攫われて、イカダに乗せられて流刑にされる。
おそ松「はい流刑」
一松「はい流刑……」
次に、悪魔の監視をかいくぐり、無人島に女子二人を連れ出すことに成功したトッティは、周囲を注意深く観察して悪魔たちがいない事を確かめると、無人島にはしゃぐ女子に混ざろうとする。
そこに一瞬の早業で海の中からトッティを拉致する十四松。
再びイカダに乗せられて流刑にされるトッティ……。
十四松「はい流刑!」
チョロ松「はい流刑」
カラ松「一人で和歌でも詠んでるんだな」
兄たちのその言葉と共に、五人の悪魔たちと共に海に流されたトッティは、さすがに打ちのめされ、二度と海には近づかない事を決意して、自分に話しかけてきた女子と連絡先を交換する。
その時、何気なく腰掛けた椅子が後ろに倒れて。そのまま滑り台を通じてイカダに乗せられ、海に流される。
その姿を五人の悪魔たちは、何も言わずに見送るのだった。
お・カ・チ・一・十「……………」
花火
年に一度の花火大会当日。
松野家一行を始め、チビ太やイヤミ、トト子ちゃん一家など、町中の人々が花火の打ち上げを待つ。
そんな中、デカパンとダヨーンによって打ち上げられた花火は、デカパンとダヨーンの顔の花火だった。
延々とデカパンとダヨーンの顔花火ばかりを打ち上げる花火大会に嫌気がさし、聖澤庄之助以外の人々は足早に帰っていく。
それでも尚、デカパンとダヨーンは延々と花火を打ち上げ続ける。
サマー仮面
かつて、クリスマスの時にカップルでしか無かった男女は、今では彼女は妊娠し、立派な夫婦になって夏の散歩を楽しんでいた。
そんな二人の前に現れたのは、サマー仮面。
サマー仮面は、驚く新婚夫婦にナイスサマーを宣言すると、その場を立ち去っていく。
その後も、様々な人々にサマーを宣言していくサマー仮面。
彼は、毎年夏になると町中のサマーを探し求めさらなるサマーを注入しみんながよりサマーを楽しんでる様を見ながらサマー様様な限られた日を楽しむそんな俺様ー!な人間だった。
そんな彼がやって来たのは、松野家。
だらけきった六つ子達を見たサマー仮面は、あまりにもサマーを感じない面々に落胆の色を隠せない。
そんな中、サマーサマーうるさいサマー仮面に、六つ子達は露骨に反感するが、サマー仮面はチン(ぴー音)に対してサマーフラッシュを使い夏の素晴らしさを教え、キング・オブ・サマーの賞賛の声と共に、立ち去っていく。
夏のトト子
夏の浜辺に来たトト子は、海に居るカップルに、無差別な攻撃を加えていく。
今年こそは
今年こそは彼女を作ろうと意気込んでやって来た六つ子達だったが……。