概要
音ゲー『DJMAX』シリーズにおける楽曲「DIE IN」、もしくは同楽曲で登場したキャラクター「DIEIN」を指すタグ。
キャラクター「DIEIN」
Nightmare by M2U @ DJMAX ARCHIVE(公式)
概要
「Nightmare」で初登場した、東洋風の髪飾りや装身具とローブを纏った天使。3対で6枚の白い翼を有し、両手足首に傷のような紋章がある。
男性とも女性ともとれるような容姿だが、公式設定では中性でありどちらでもない。
側に黒い身体に赤い目を有した烏(サーバー)、雌ライオン(ジャッジメント)、蛇(タイポ)、そして巨大な人影のような怪物(名称不明)の4体を従えている。
キャラクター名については同楽曲では表記されていなかったが、のちにSteam版での期間限定コンテンツ「CLEAR PASS SEASON 10」の報酬アイテムにてその名が「DIEIN」と表記された。
なお、「DIEIN」のカナ表記については今のところ公式な情報が出ていない。また当時はシリーズタイトルによってキャラクター名に揺れがあり、DMP2・Fever・Hot Tunesでは「ディーン / Deen」、DJMAX Trilogyでは「Dine」と表記されていた。
楽曲登場後は特にキャラクターとしての出演は無く、比較的過去キャラの掘り下げの増えたRESPECT Vでも特段登場は無かったが…
「Nightmare」から17年の経った2023年に楽曲「DIE IN」にてまさかのメインキャラクターの一人として登場し、「ダイン・サガ」と呼ばれるBGAシリーズまで請け負う大抜擢を受けた。
さらに後述の「Vertical Eclipse」「LUV」にてRESPECT Vのストーリーにおけるすべての元凶であることが明らかとなった。
アートディレクターであるDumpingLIFE氏によると、「glory day」から登場したクリアのゾンビの腕・フェイルの右目などの伏線、「Boom!」で登場した怪獣や他のタイトル曲で起こった出来事がどのように一つに纏めあげるか悩んだ結果、そのポジションにダインほど適切なキャラクターはいないと考え、ダインをメインヴィランでありメインキャラクターに組み込み、今回の「ダイン・サガ」を構想するようになったという。
ビジュアルは、ローブのみだった「Nightmare]と比べ、中にレオタードを着込むようになり際どさは抑えられた…ことは全くなく、「DIE IN」では戦闘シーンでローブが全部後ろに回りこむせいで体のラインが余計に協調され肌の露出度が逆に上がってしまっている。
そして後述の「CLEAR PASS SEASON 11」にて実はギザ歯であることが判明した。
男性的ととれる要素がほぼ無くなったが、公式設定では中性でありどちらでもない。
楽曲「DIE IN」
『DJMAX RESPECT (V)』のオリジナル楽曲DLC「V EXTENSION 4 PACK」(2023年)の収録曲。
DIE IN by TAK x Sobrem @ DJMAX ARCHIVE(公式)
ジャンル | Descent and Bass |
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アーティスト | TAK x Sobrem |
BPM | 160~230 |
BGA | Mamo.C(原画) / Ialla(背景) / Rocky Studio Graphic Team(モーション) / DumpingLIFE(ストーリー) |
TAKとSobremによる合作。「Nightmare」のオリエンタルなサウンドとメロディーによるドラムンベースの要素を引き継ぎつつ、さらにオーケストラ・アートコア・ハードコアなどを交え、より現代的かつドラマチックな展開に仕上げられたV EX4パックのボス曲のひとつ。
プロデューサーのBEXTERや作曲者のTAKが「Nightmare」の要素を引用、リスペクトした部分が多いと発言しており、冒頭で聞こえたコーラスを始め、使われた音源やサンプルなどもDIE INで使用されていることから、作曲者こそ違うものの「Nightmare」の後継曲ポジションの曲として作られたようである。
譜面も当時大きなインパクトを残した「Nightmare」と同じくかなりの高難易度譜面で、「LIMBO」以来となる全プレイスタイルでMAXIMUM譜面とSC譜面がレベル15に設定された楽曲。
物量・ロング絡み・階段・そして「Nightmare」の代名詞ともいえる高速連打もパワーアップした上にさらにBPMが40も上がった230という高速とんでも譜面に仕上がっている。
過去作に比べ比較的インフレの進んだRESPECT Vの中でも凸出た難易度であり、PARFECTはほとんどのランカーでも不可能に近く、一般ユーザーにはMAX COMBOはおろかSランクを記録することすら難しい。その圧倒的な難易度からDJMAXシリーズ史上最難関曲と評する声も多い。
BGAの内容は、「Nightmare」に登場した元堕天使「ガヤ」と少女「アン・ジヨン」がネオウィズ社屋裏に建設されたレナタワーに遊びに来るところから始まる。
「Tic!Tac!Tac!Toe!」でのアイドル事業の成功で自分だけのタワーを完成させたクレアとフェイル、そしてレナとプレイが祝杯をあげていたところにガヤとジヨンが押し寄せ、ナイトメアの夜のことを説明している最中にダインと黒い獣たちがやってくることで雰囲気が一転する。
その後、「glory day」の回想に切り替わるが、エルを転生させたのはダインであり、クリアとフェイルに分かれさせたことが明らかになる。
その後、ゾンビとして生き返ったDJMAXのキャラクターたちがプレイヤーの後を追いかけてきてPSPの画面が閃光を放つシーンにつながるが、ここで「Boom!」の怪獣がその光を受けて分離し、それぞれクリアの左手とフェイルの右目に封印されたたというのが二人の能力の真実であった。
怯えながら逃げようとするクリアの左手の中の怪物はクリアが聖なる力で制圧するが、フェイルの右目の中の怪物は完全に暴走し、やがて完全に体を乗っ取られたフェイルが不敵な笑みを浮かべ終了する。
なお楽曲タイトルについて、本楽曲のモチーフであるかは定かではないが、英語においては「die in ◯◯」で「◯◯で死ぬ」を意味するほか、「die‐in」で「模擬死抗議運動」(デモ活動の一形態で、参加者たちが死体を演じて抗議するもの)を意味する。
関連楽曲
全ての始まり。内容は同名記事参照。
- Vertical Eclipse
楽曲「DIE IN」と同じく、DLC「V EXTENSION 4 PACK」の収録曲。
Vertical Eclipse by TAG @ DJMAX ARCHIVE(公式)
ジャンル | AKASHIC HARDCORE |
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アーティスト | TAG |
BPM | 200 |
BGA | Cow_0 |
ムービーにダインが登場し、ガヤとの出会い、「Nightmare」のその後を補完する内容であり、「glory day」の前日譚ともなっている。
楽曲はTAG氏特有の疾走感のある熱い音ゲーコアなのだが、登場人物が「So Happy」と「Over Me」を担当したCow_0氏がによりゆるくSDデフォルメされ、尚且つ内容はそこそこ悲しくシリアスなストーリー…と思いきや急に間の抜けたネタが挟まれるなどツッコミどころ満載だが、楽曲先行公開投票では3位を獲得するなどかなり好評である。
ストーリーはダインが天使たちの間で迫害を受けるところから始まる。(角がクローズアップされている辺り、純粋な天使たちの間で不吉さの象徴である角をつけて生まれたので迫害を受けたという考察が有力)
ダインが涙を流すと床から棘の茎が湧き出てダインを封印し、両手足首に傷跡を残す。
そこにガヤが棘の茎を切りながら現れ、手を差し伸べてダインを連れ出す。
二人は一緒に神殿を抜け出して悪魔を倒しながら協力し、最終的に天使たちにも認められたダインは「神の力」を持つようになる。
しかし、ガヤはジヨンと恋に落ち、自ら翼を切って人間の世界に降りてしまう。
これに傷ついたダインはガヤが天使として死んだ後、彼の墓地(ちなみに墓石に書かれている日付はポータブル2の発売日)を訪れ悲しむが、墓地に未知の力によって現れた烏、雌ライオン、蛇、怪獣を発見する。
ダインは様々な方法で自分の下に置くようになり、脅威的な怪獣もダインの持つ神聖な力で自分の部下にする。
その後、「glory day」の序盤のエル石像の前で祈りを捧げるプレイを天から眺めて終わる。
- LUV
同じくDLC「V EXTENSION 4 PACK」の収録曲。
LUV by ND Lee @ DJMAX ARCHIVE(公式)
ジャンル | K-POP |
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アーティスト | ND Lee |
作詞・歌唱 | Suri |
BPM | 90 |
BGA | RAMDARAM |
DJMAXの古参コンポーザーであるND Lee氏による約六年ぶりとなる新曲。
過去の氏の曲と打って変わりK-POP色の強い曲調となっている。
ムービーは韓国の人気クリエイターであるRAMDARAM氏制作。
フェイルメインで展開されるシンプルなBGAかと思いきや、ペイルの体からクリアが抜け出す演出により、実はエルの本体はフェイルであり、クリアはそこから派生した存在という衝撃の真実が判明した。
glory MAX by TAK @ DJMAX ARCHIVE(公式)
ジャンル | Rock |
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アーティスト | TAK |
作詞 | Corbin |
歌唱 | DyoN Joo / Lily & Corbin & Sobrem & TAK(on Chorus) |
BPM | 190 |
BGA | Rocky Studio Graphic Team / A3 STUDIO |
DIE INの「V EXTENSION 4」に次ぐ「V EXTENSION 5」のテーマソングとして収録された。
glory dayから続くDJMAXユニバースシーズン1の締めくくりとなる曲であり、作曲はV EXTENSIONテーマソング担当は3回目となるTAK、ボーカルはglory dayとDream itを歌唱したDyoN Jooが担当という相応しい人選となっている。
歌詞や曲にもRESPECTシリーズやEXTENTIONシリーズのテーマソングが引用されていたりと、glory dayから続く1シーズンをまとめ新たなスタートを告げるような曲で、BGAも作画も気合が入りまくったフルアニメーションであったりと、全てにおいて非常に評価の高い楽曲となった。
BGAは「DIE IN」でダインに襲撃されペインの力が暴走し黒化した後の続きとなっている。
クリアがダインの使役する怪物とペインと交戦する中、ダインはペイルを操り赤い十字架の形をしたエフェクトを展開し、そこから失ったはずの黒い翼を持つガヤが現れる。(その後ジヨンが翼を持つガヤに目をキラキラさせるカットにて本来のガヤがいることから、ダインの力によって創られた物だと思われる)
続く猛攻撃に苦戦を強いられるクリアだったが、NB RangerのNBタイタン・ザ・ブロークンハート、Running girlのダーリーが参戦し怪物二体を撃退する。
そして、Misty Er'Aのエラがが放った矢が赤いエフェクトと黒い翼のガヤを破壊し、ペイルの額に命中してペイルの黒化が解かれる。(その後泣きながらクリアに飛んでいくペイルが殴られるDaydreamのオマージュシーンが入る)
ペイルとクリアの共闘とプレイによる援助の甲斐あり、遂に二人にとどめを刺され目を閉じ墜落するダインに向かってBGAに登場した全てのキャラクターが手を差し伸べることで終了。
余談
「CLEAR PASS SEASON 11」では、「All About DIEIN」と題され早くもDIEINがメインとなる内容となった。
過去V EXTENSIONのセルフオマージュだった前回に引き続き今回は過去のCLEAR PASSのセルフオマージュでもあり、DIEINがアイドル、ウェディングドレス、果てはスクール水着まで、様々な衣装を披露している。
挙句にダインの隣に座るジヨンを見たことのない鬼の形相で睨みつけていたり、どう見ても大きさの合っていないサングラスをかけて軍隊長になりきっていたりと初期の威光は完全に消え去ってしまっている。
このあまりの変貌っぷりに多くのプレイヤーに歓喜と困惑をもたらしたが、後のglory MAX最後のカットにてレナが満面の笑みを浮かべながら、専属契約書(もしくは賠償請求書)を持ってダインに向かっているシーンからレナによるプロデュースによるものだと判明した。
なお契約内容はDIE IN~GlogyMAXの舞台だった(レナ所有の)ビル破損の賠償金完済までの終身アイドル契約書である。
その後トレーニング中に取り巻きの3匹が「危険な見た目」という理由で(POCHI SCIENCEの手で)擬人化されダンサーとして登場した。 (Final Hour)
どう見ても女物な衣装ばかり着ていて、水着に至っては胸部に膨らみがあるが、公式設定では中性でありどちらでもない。
All About DIEIN|DJMAX RESPECT V SEASON 11 UPDATE @ DJMAX Official