アイシェ
あいしぇ
アイシェ(Ayşe)は、トルコ人女性の一般的な名前。ここではカトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物を解説する。
概要
カトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物。CV:茅野愛依。
トルキエ将国を中心として大トルキエを形成する「四将国」の一つ・バルタ将国将王(スルタン)ファトマの将姫(ハヌム)。
物憂げな雰囲気の美女で、「洋梨のアイシェ(アルムト・アイシェ)」と通称される。
「あの弱虫のオルハンも……バヤジット叔父さまも、愛する者をその手にかけた。なのにどうして私だけが、母を助けてくれなどと言える?」
人物
プロフィール
生年月日 | トルキエ暦57年/帝国暦433年9月20日 |
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身長 | 156cm |
初登場時17歳。
経歴
バルタ将国第2代将王(スルタン)と、その妻(後に第3代将王)ファトマの息女として生まれる。弟にケマルがいる。
クルチュ将国の将太子オルハンとは婚約者の間柄。
反トルキエ派に与した母を幽閉し自ら実権を握ろうとするが失敗、自らと同じ親トルキエ派の叔父バヤジットを頼り、実母ファトマやその背後にいる伯父バラバンと対立する。
四将国内乱終結後は、バルタ将国宰相として弟ケマルを後見。ケマルが成人したあかつきにはオルハンのもとに嫁ぐことになっている。
性格・信条
姫君らしい儚げな美貌とは裏腹に、聡明さと豪胆さを兼ね備えた才女で、誰に対しても歯に衣着せぬ物言いをする。
優れた戦略眼を持ち、必要とあらば感情を押し殺した冷徹な判断を下す。剣を握って一隊を率いることもいとわない。
政略結婚させられる宿命を静かに受け入れているが、幼いころには叔父バヤジットに恋心を抱いていた。
将王(スルタン)として未熟な婚約者オルハンに対しては、彼を奮い立たせようと尻を叩くような言動が多い。
エピソード
- オルハンから送られた拙い恋文は、象牙の箱に大切にしまっている。
- 女性を美しいものに例えるトルキエの慣習によってつけられた二つ名「洋梨」は、美・儚さ・富を象徴する。