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バラバン

ばらばん

紅虎のバラバンとは、カトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物。
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概要編集

カトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物CV:中井和哉

トルキエ将国を中心として大トルキエを形成する「四将国」の一つ・ムズラク将国の第3代将王(スルタン)。

威風堂々とした野心家で、飼い虎を連れていることから「(アル・カプラン・バラバン)」と通称される。


「このムズラクで我が意を汲まず歯向かう者は皆斬り捨てる。たとえそれが我が弟であってもだ」


人物編集

プロフィール編集

生年月日トルキエ暦40年/帝国暦416年8月13日
身長186cm

初登場時33歳。


経歴編集

ムズラク将国第2代将王ウスマンの嫡子として生まれる。にファトマ、バヤジットがいる(いずれも母は同一人物)。

トルキエ暦63年/帝国暦439年に勃発したトルキエ将国-バルトライン帝国間の戦争で父ウスマンが戦死した後、第3代将王として即位する。

ムズラク将国が宗主トルキエ将国に顎で使われ、その結果、父が命を落としたと認識しているため、四将国がトルキエ将国に随従する現在の大トルキエ体制に不満を持っている。

トルキエ暦75年、バルトライン帝国と密約を結び、大トルキエ体制からの脱却を決意。バルタ将国・ブチャク将国・クルチュ将国を含む四将国を主導し独立を画策するが、同年8月31日の奇岩の町(アカイプ)会戦で敵対した弟バヤジットに討たれる。享年34歳。

彼の死後はバヤジットが後を継ぎ第4代将王として即位した。


性格・信条編集

威厳と才覚にあふれた将王(スルタン)。自らの判断に絶対の自信を持ち、世襲の将王が強い権威を持つムズラク将国において独裁君主として君臨する。

自らを飾り立てて威容を誇るという観点から、国内外の美少年を集めて自らの親兵(イェニチェリ)としている。

バヤジットなどのごく親しい身内には寛容な態度を見せるが、離反したと察知した場合は容赦しない。

その尊大さ・苛烈さゆえ、父の代から仕える家臣たちのうち甘言で取り入ろうとした44人は処刑され、国を思って諫言した者は宮廷を辞した。

一方で相手を過小評価する傾向もあり、この点がまさに命取りとなった。


アイシェ「捕らえた獲物にトドメを刺さずいたぶる趣味がある」、また武器商のイスマイル「今まで通り弓矢と剣だけの戦場なら、これで充分名将と呼ぶに値したのに」と評している。


エピソード編集

  • 飼い虎の「赤髭(アル・サカル)」は、バラバンが20歳のときに生まれてから飼われているもの。バラバンの死後はバヤジットのもとで飼われているが、彼の手を触れさせようとしない。
  • 愛馬は「黒髭号(カラ・サカル)」。その名が示す通り青毛馬(黒馬)である。
  • 虎や馬など、自らの身近な動物に名をつけるのは、作中ではバラバンだけである。
  • 趣味は劇・絵画。見るのも自分でやるのも好む。

関わりのある人物編集

  • 父:雷のウスマン(ムズラク将国)
  • 兄弟姉妹:水蓮のファトマ(バルタ将国)、聖官のバヤジット(ムズラク将国)
  • 親族:洋梨のアイシェ(バルタ将国)、ケマル(バルタ将国)

関連タグ編集

将国のアルタイル


他の言語記事編集

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