概要
カトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物。CV: 小林ゆう。
バルトライン帝国皇帝ゴルドバルト11世の姪で、エルルバルデスブルクを統治する公爵であるため、通常「エルルバルデス公」の敬称をもって紹介される。さらに作中で吹雪の町(シュネーシュトルム)伯爵夫人となる。
人物
プロフィール
経歴
皇帝ゴルドバルト11世の姪で、父と兄はすでに死去しているため、皇位継承権は従兄弟(ゴルドバルト11世の二人の息子たち)に次ぐ第3位である。
エルルバルデスの貧困を打開するため、配下のグララットやエルルバルデス山岳兵を率い、筆頭大臣ルイの侵略政策に積極的に協力。
トルキエ暦75年/帝国暦451年5月の第一次ポイニキア戦争では、危険な陸戦指揮に当たって殊勲を飾り、その税収を恒久的に得ることを許される。
しかし反帝の方針を明確に打ち出し結束した諸国の反撃を受け、ポイニキアの税収を得られなくなった彼女は、トルキエ暦77年/帝国暦453年2月、打開策として吹雪の町(シュネーシュトルム)を統治する新貴族(ヘルマン)であるヴィルヘルム・マイスナー伯爵に嫁ぐ。マイスナー家を掌握しその重装騎兵を得たレレデリクは、バルトライン帝国首都の危機にもかまわず、トルキエ領内へ侵攻する。
破竹の勢いで金色の町(アルトゥン)に迫り、エルルバルデス山岳兵、常備軍団、マイスナー家の重装騎兵という三種の兵種を見事に使いこなして陥落寸前まで追い込んだ。しかし聖ミヒャエル陥落の狼煙が見えたときにすでにマフムートの投擲した剣で深手を負っていたレレデリクは、「こんな国家じゃ有能な将の替えがきくトルキエに勝てるはずがない」、配下の山岳兵たちに「あんたらは好きなところで戦え」と言い残して斃れた。
性格・信条
高貴な血筋を持つ彼女だが、その豊満な肉体はしなやかで強靭。個人の戦闘能力では多くの男性キャラを押しのけ作中トップクラスに属す。
性格は粗野かつ残忍で、伯父ゴルドバルト11世から「嫁のもらい手がなくなるぞ」と忠告される場面も。しかし自らを政略結婚の道具とする計算高さも持ち合わせており、また楚々とした淑女としてふるまうこともできる。
自らの領地を守ろうという意識が非常に強く、配下のエルルバルデス山岳兵からは慕われている。特に側近のグララット・ベルルリックとのコンビネーションは阿吽の呼吸と表現して差し支えない。
ルイの使う赤蛇の教団(ロットウルム)に対しては「役立たず」と表現していることから、よい感情を持っていないことがうかがえる。
エピソード
- 紋章は真紅の薔薇。
- 作中に登場する女性キャラクターの中で最も高身長であり、また最大の巨乳の持ち主。
- 女性キャラクターのお色気シーンがほぼ排除される本作において、唯一全裸が描かれたキャラクターである。
- 陸戦では勇猛な戦士だが、反対に海は苦手。船酔いに悩まされる一面もある。
- スピンオフ作品「小国のアルタイルさん」ではヒロインポジションを得ている。