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イェニチェリ

いぇにちぇり

オスマン帝国(オスマン・トルコ)の軍団のひとつ。領内のキリスト教徒の子息を徴用し、訓練を施し編制された部隊。16世紀には大いに恐れられた。
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概要


イェニチェリとは、オスマン帝国(オスマン・トルコ)に存在した軍団のひとつ。
帝国領土内に在住するキリスト教徒の子息を徴用し、
彼等にイスラム教への改宗と、農地での生活によるトルコ語教育を施した後、
兵士として編入、編制された軍団である。
(この時美少年や聡明なものは宗主スルタンの宮廷へと送られ、各々専門の教育を受けた。)

軍団としては14世紀後半から編制されはじめ、
15世紀にキリスト教徒の子息を徴用する制度「デヴシルメ制度」が確立。
そして16世紀、当時普及し始めていた火器を装備、集団で運用したことにより、
精強な軍団として有名となり、ことヨーロッパでは非常に恐れられた。
・・・その恐れられぶりは凄まじく、子供がイタズラなどをすると、
「イェニチェリがくるぞ」と叱りつけたという話があるほどである。

しかし17世紀以降は「デヴシルメ制度」に依らない入隊者の増加、
世襲化などによって兵団として弱体化、軍紀の乱れが進み、
更に18世紀に入ると、ヨーロッパ諸国の軍隊が最新の軍制によって力を付け、
完全に時代遅れの兵団と化したが、
この頃のイェニチェリは、政治に干渉する特権階級と化しており、
時に実力でオスマン帝国の近代化を阻害する存在となっていたのである。

こうして一時は名声を勝ち得ながら、しかし時代と共に堕ちたイェニチェリは、
19世紀前半に入り、時のスルタン、マフムト2世と、
新たに編成された軍隊「ムハンマド常勝軍」によって、
「軍団の壊滅」と共に、その制度と兵団が廃された。

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