スーパーカセットビジョン
すーぱーかせっとびじょん
スーパーカセットビジョンとは、エポック社が1984年に発売した家庭用ゲーム機。同社発売のカセットビジョンの直接的な後継機にあたる。
概要
スーパーカセットビジョンとは、エポック社が1984年に発売した家庭用ゲーム機。前年に発売され話題になりつつあった任天堂のファミリーコンピュータ(ファミコン)に対抗すべく開発された。
当時の定価は14800円。
特徴
ハードウェア開発はカセットビジョンと同じくNECによるもの。
コントローラはカセットビジョンとは異なり本体からケーブルでのびる。またカセットビジョンがカートリッジ側にCPUを搭載していたのに対して本機種では本体内部に搭載されている。
長所
- スプライト(キャラクター)表示数
単色であれば128個同時に表示することができる(数に限定すればファミコンはおろかPCエンジンやメガドライブといった次世代をもしのぐ)。マルチカラースプライトでもファミコン以上の表示能力。
- RGB端子搭載
コンポジットビデオ端子をもつテレビがほとんどなかった背景もあり、RF出力端子とRGB端子のみ搭載。しかしRGB出力であればファミコンよりも鮮明な発色が得られた。
- 本体にポーズボタンとテンキー搭載
短所
- 背景描写能力が弱い
メモリ容量の関係から、スプライトで補完しなければカセットビジョンにすら見劣りした。
- サウンドが単音
厳密には三重和音だが実質的には1音としてしか出力できない。
- 拡張性がない
本体に拡張スロットがなく周辺機器により性能向上がはかれない。
代表作
・ルパン三世バルセロナ洞穴脱出作戦
・スカイキッド
関連イラスト
スーパーカセットビジョンに関するイラストを紹介してください。