上原杏子
うえはらあんこ
概要
昔の不良のような性格をしており、気にくわない相手を徹底的に攻撃。
しかし信頼している相手の事は裏切らない仲間想いな所はある。
親が有名な教育評論家。
同じクラスメイトである吉川昇を嫌っており、2年4組時代から苛めを行い、全裸にして写真を撮るなど凄惨極まりない物である。吉川の自殺未遂によりこの事が鬼塚にバレて尻に落書きされるというリベンジを受ける。その後、母親の権威を利用して鬼塚を退職に追い込もうと目論むが、吉川の捨て身の行動及び菊池の裏工作により失敗に終わる。
その後は一度は苛めを止めるが、修学旅行において再度吉川を苛めるようになり、ジャングルに誘拐して行方不明にしようとするも、同時に杏子も迷子になってしまい、その際に海に転落してしまった時に吉川に助けられた事を機に好意を抱くようになる。
自分よりも背が小さく、オタクであり力の弱い彼を好きになるという気持ちを中々吐露する事が出来なかったが、鬼塚のドッキリ作戦(草野と藤吉と鬼塚を敵役にした)により、吉川の短所を受け入れるかの様に好きになりたいという気持ちを露わにする事が出来た。
後半にて、吉川の良いところを見つける為に夏祭りに自ら吉川を誘い、彼の優しさ、そして苛められっ子にもう戻りたくないという強い決意に惹かれて行き、少しずつ距離を縮めていった。
物語中盤までは前述の様に不良の様な顔付きであったが、夏祭りの話し以降ではマイルド
になっていた。
家族
- 杏子の母
PTA会長。
鬼塚の制裁が過激だったとはいえ、彼の行動に激怒にして退職に追い込もうとしたが、杏子の本性を録音した音声(一部加工)を学校内に放送されて取り乱した末に鬼塚の退職を取り下げた。
教育評論家でもあるが、杏子の問題行為に全く気づいておらず、それどころか被害者であった吉川が杏子のイジメを証言した際には娘の問題行為の事実を認めようとせずにデッチ上げと決めつけていた。
また、過去の回想場面で夫が長男に暴力を振るった時は「何も杏子の前で」と暴力自体に苦言を呈さない等、鬼塚の件も含めて母親失格な人物と言える。
- 杏子の兄
回想場面のみの登場。
当時は幼かった杏子をイジメていたが、一方で自分に過大な期待をかけていた父親に暴力を振るわれていた。
杏子の性格が歪ませた張本人と言えるが、当の杏子は時々兄に反撃していた模様。
現在は別居していると思われる。
- 杏子の父
回想場面のみの登場。
息子が杏子をイジメている最中に駆けつけて彼を殴っていたが、杏子に対する仕打ちではなく成績の結果を非難する等、妻と同様の毒親と言える。