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演者一覧編集

CV:岡村明美(アニメ版)/阿澄佳奈(デジタルコミック版)

2012年ドラマ:新川優愛

概要編集

昔の不良(所謂、スケバン)のような性格をしており、気にくわない相手を徹底的に攻撃したがる。

しかし一度信頼した相手の事は決して裏切らない仲間想いな所はある。この点は目的のためなら容赦なく良好な関係の仲間を利用することも厭わない相沢雅とは対照的。

親が有名な教育評論家。好みのタイプはブラッド・ピット。

同じクラスメイトである吉川のぼるを嫌っており、2年4組時代からいじめを行い、全裸にして写真を撮るなど凄惨極まりない物である。吉川の自殺未遂によりこの事が鬼塚にバレて尻(アニメ版では規制の都合上、パンツ)に落書きされるというリベンジを受ける。その後、母親の権威を利用して鬼塚を退職に追い込もうと目論むが、吉川の捨て身の行動及び菊池の裏工作により失敗に終わる(アニメ版では、体育館内で菊地の工作により放送された音声によって母親に問いかけられ、「自分がこうなったのは母親のせい」と自白・罵倒し、鬼塚に「親のせいにするな」「甘ったれてんじゃねえ!」と説教され、母と共にその場を去るシーンが描かれた)。


その後は一度はいじめを止め、雅にハメられて旅行代を稼ぐ鬼塚に対して口では「鬼塚のことはどうでもいい」と言いつつも金を貸そうとしたり失踪した藤吉の行方を伝えたり藤吉を利用してまで鬼塚を陥れようとする雅のやり方を流石に許せないと感じたりと更生の兆しを見せ始める(両親と違って男女差別しない鬼塚へ敬意も抱いている)。修学旅行において再度、吉川をいじめるが、沖縄の密林地帯に誘拐して行方不明にしようとするも、同時に自身も迷子になってしまった。その際に海に転落してしまった時に吉川に助けられ、ちょっとした冒険を共にしたのを機に徐々に好意を抱いていくようになる。

なお、クラスメイトと合流した際は着替えている時に服に張り付いていた大量のフナムシにビビって思わず吉川に(半裸状態で)抱きついていた所をクラスメイト達に目撃されたため安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」を歌われながら冷やかされるハメになった(ついでに泉達に至っては「吉川と2人きりになりたくてわざと海に落ちた」とあらぬ誤解をしていた)。


明くる日、トラブルでビーチボールが当たった時に買ってきたかき氷を落としてしまったので泉が吉川に買いに行かせようとするのだが『いいよ! あたしもボーっとしてたから・・・』と止めたり、泉と浅野が吉川の荷物をこっそり捨てようと計画した時も『やめておかない? 真っ先に疑われるのあたしらじゃん?』と逆に吉川を守ろうとする素振りを見せた。

更にこっそりと陰で喫煙をしていたところ、菊地と喋り歩いている吉川が通りかかって反射的に隠れ、無意識の内に「タバコ吸ってるのを吉川に見られて嫌われる」と考えた途端、心臓がバクバクに鳴るほどに吉川を意識し始めてしまう。恋する乙女の誕生である。


自分よりも背が小さく、オタクであり力の弱い彼を好きになるという気持ちを中々吐露する事が出来なかったが、鬼塚が企画した【水着肝試し】の中に組み込んだドッキリ作戦(草野と藤吉と鬼塚が敵役)により、吉川の短所を受け入れるかの様に好きになりたいという気持ちを露わにする事が出来た。(水着肝試しが終了した後、砂浜で星の砂を集めていた所を泉から『お土産屋でも売ってるのに?』と質問された時『いいの、【自分で拾った星の砂じゃあないと御利益がない】って、本に書いてあったから・・』と返していた)

後半にて、吉川の良いところを見つける為に夏祭りに自ら吉川を誘い、彼の優しさ、そしてそこで偶然再会した小学生時代のクラスメイトとその彼氏とのちょっとした勝負を経ていじめられっ子にもう戻りたくないという強い決意に惹かれて行き、少しずつ距離を縮めていった。


物語初期は前述の様に不良の様な顔付きで髪も縛っていなかったが、ミス井の頭ちゃんコンテストで再登場して以降は外見が統一され、沖縄移動教室編で吉川に惚れて以降はだんだんと表情がマイルドになっていた。


ドラマの反町版では登場せず、杏子の設定(PTA会長の母親がいること)と役割(吉川のぼるを虐め役回り)は相沢みやびに受け継がれていた。

AKIRA版では登場し吉川との関係は幼馴染になっていた。


家族編集

  • 杏子の母

CV:谷育子

PTA会長。

手段が過激だったとはいえ、娘に制裁を行なった鬼塚に激怒にして彼を退職に追い込もうとしたが、杏子の本性を録音した音声(一部加工)を学校内に放送されて立場的に危うくなり取り乱した末に鬼塚の退職を取り下げた。

教育評論家でもあるが、杏子の問題行為に全く気づいておらず、それどころか被害者であった吉川が杏子のいじめを証言した際には娘の問題行為の事実を認めようとせずにデッチ上げと決めつけていた。

また、過去の回想場面で夫が雄一に暴力を振るった時は「何も杏子の前で」と暴力自体に苦言を呈さない等、鬼塚の件も含めて母親失格な人物と言える。

アニメ版では、上記の菊地の工作により放送された音声を聞いたことで杏子に問いかけるが、当の杏子からは「自分がいじめっ子になったのはアンタのせいだ」と言われ、鬼塚に説教された杏子と共に体育館を後にしたシーンが描かれた。ちなみに原作では鬼塚本人とは対面しなかったがこちらでは反省猿のコスプレで体育館に乗り込んできた彼と対面している。

原作終盤のエピソード「あたしのカレはゲーム好き」で再登場した際には、夜遅くに諸事情で吉川に会うために「コンビニ行くだけ」と言いながらシャワーを浴びて香水まで付けて出かける娘の行動に疑問を感じていた。


杏子の兄。回想場面のみの登場。(どこか吉川と面影が似ている)

当時は幼かった杏子をいじめていたが、一方で自分に過大な期待をかけていた父親に暴力を振るわれていた。(父の圧力や暴言・暴力などがエスカレートしていったからなのか、杏子が大切にしていた人形をズタズタに切り裂いたりなどしてしまった)

杏子の性格を歪ませた張本人と言えるが、当の杏子は時々兄に反撃していた模様。

現在はどうなっているか不明であるが、少なくとも同居してはいないと思われる。

沖縄で吉川に対し、他人の力で生かされている奴と表して嫌悪していたが、虐められている時に誰も助けてくれなかった自分と違い、自分の身も顧みずに助けてくれる鬼塚という庇護者が存在する彼への嫉妬だと思われる。


  • 杏子の父

CV:大川透

回想場面のみの登場。勅使河原優の父のように、自己中心的な卑劣漢。

雄一が杏子をいじめている最中に駆けつけて彼を殴っていたが、それは杏子に対する仕打ちではなく成績の結果を非難する等、妻と同様の毒親と言える。

『何だ、この成績は? 何のために、高い金を払って私立に通わせていると思ってるんだ!?男の癖に・・・長男だろ!? お前は!!』と精神的圧力までかけていた)


関連タグ編集

GTO ツンデレ


朝霧彩…兄にいじめられた過去を持ち、その兄は成績の優劣で父親に暴力を振るわれる等、家庭環境が杏子と共通している。ただし、こちらは杏子とは逆にいじめられっ子で、家で兄に虐待されていた他、学校では吉川と同じようにクラスの女子3人から凄惨極まりないいじめに遭い、その内の女子1人に思いがけない反撃を行ってしまったが、ある人物との出会いを通じて精神的に成長した後、自分をいじめていたリーダー格の女子と和解する点は吉川と共通している。

雫芽さりな…彩をいじめていた女子グループのリーダー格。男勝りで、うじうじした相手は嫌うが自分の友達は大切にする仲間想いである点が杏子と共通しており、紆余曲折を経て彩と和解している。


惣流・アスカ・ラングレー…両親との不和や外観、性格からモデルとなったのではないかとされている。

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