ムジーク発動時の台詞「W nicości tworzę muzykę.(ポーランド語で「私は虚無に音楽を描き出す」」)」
CV:鳥海浩輔
概要
「フレデリック・ショパン」の記憶を持ったクラシカロイド。
第3話で初登場したクラシカロイドの1人。
通称「ショパン」、もしくは「チョッちゃん」。「チョピン」※と称されることもある。
※これはショパンの綴り「Chopin」のローマ字読みから。
いわゆる引きこもりヲタであり、ネトゲを始めとしたゲームやチャットを好む。
※これは実際のショパンの「神経質で内向的」な性格を拡大解釈したからだと思われる。
そのため、第6話では歌苗にSSRキャラのカードをプレゼントしようとしていた。
また、機械にも詳しく第10話では(一時的にだが)ルンバを修理していた。
各話での活躍
大家である歌苗に内緒で203号室に無断で住み込んでおり、彼を連れ戻しに音羽館にやって来たリストによって発覚した。
事務所の方針に嫌気がさしたものの、他に当てがないためチャット友達である奏助の元を訪ねたという経緯であった。
何度も説得されるが部屋から出てこない故にリストが力づくで入ってきたため、更にクローゼットに引きこもって拒否した。
後に(色々あって)餃子パーティを開いたメンバーが気になり、閉じこもっていたクローゼットから顔を出すが、やはり怖くなり戻ってしまう。
その時勢い余ってクローゼットの壁にぶつかり、ムジークを使って宇宙まで届く高い塔に上ってしまう。
その後、住人と家賃確保のために動き出した歌苗とそれに感銘を受けたリストのムジークにより、塔から救出され、音羽館に戻ってくる。
最終的にはリストと共に音羽館の住人となった。
第4話からは隅っこなどでちょいちょい登場しており、第5話ではベートーヴェンの思い出の餃子「漆黒の調和(ハーモニー)」づくりにも貢献した。
第10話では音羽館の面々に対する不満を掲示板的なところに書き込んでいる最中に「アルケドール」というアイドル作成アプリを発見し、早速ダウンロードした。
作成したアルケドールに「ジョリー」と名付け、完全にのめり込んだ(リスト曰く、「半分妖怪と化している」)。
あまりに熱中しすぎてとうとうムジークが発動しジョリー(CV:水瀬いのり)に独自の人格と(バーチャルな)肉体を与えてしまうが、その後は彼女の性格に圧倒されて亀裂を生んでしまい、ジョリーに逃げられる。
ジョリーともう一度話すために電脳世界に潜り込もうとするが、間違って彼の話を聞いていた音羽館の面々を送り込んでしまう。
そのため、彼らにジョリーを連れてくるように頼むが、アルケー社によりジョリーが「バーチャルクラシカロイド」のサンプルとして回収されそうになる。
そんな彼女を助けるにはムジークを発動して初期状態に戻す必要があり、最初はためらうがジョリーの言葉で実行する。
彼女が消滅した後およびアルケドール配信終了後は、「ジョリー2号」とよばれる自作アルケドールを作り、愛でていた。
他の人物との関係
極度の神経質で人見知りであり、周りとの交流が少ない。
リストとは事務所の頃からの付き合いで「リっちゃん」や「チョっちゃん」とあだ名までついている。
奏助とはチャット友達であり、ゲームをしたり画面上で会話していた。
※ただし、初めてオフで会った時は人見知りをした。
音羽館に住みついてからは、館に住んでいるクラシカロイドや歌苗、奏助には拒否反応を示していないため上記の騒動で慣れたと思われる。
しかし、まだ完全に心を開いたわけではなく、第10話では音羽館の面々に対する不満を掲示板的なところに書き込んでおり、掲示板を見ている人から批難されたことで怒っていた。
ネット弁慶であり、チャットではかなり饒舌で顔文字も使いこなす。
そのため、他人の欠点ばかりしか見ず自分に都合が悪ければ相手が折れたり他人の思い遣っても投げ捨て、自分の落ち度は棚上げし、いざ困ると自分では何もしないが問題の解決に周囲が奔走して初めて自分も追従することで動き出すほど腰が重い。「内心では不満を抱きつつもいざという時は頼りにしている」という感じだと思われる。自分の都合を優先させるだけで。
バーチャルクラシカロイドのジョリーとは、最初はジョリーの熱烈な性格に圧倒されてショパン自身が疲れ切ってしまう。
※このくだりは、史実で「ジョルジュ・サンド」と付き合っていた頃のショパンの「魂の抜けたいわば亡霊のような人間として描かれている」部分が元ネタだと思われる。
後にアルケー社の陰謀によって消滅寸前の時に彼女の真意である「ショパンの曲は最高だと世界中に分からせてあげたかった」という意図を聞き、和解した。
※ジョリーの名前及び性格設定の元ネタは史実のショパンの元伴侶「ジョルジュ・サンド」からと思われる。
ドヴォルザークが幸運を招く神として奉られた時は、ドボが本当は静かな暮らしがしたいだろうに、と思ってムジークを発動させるが、ドボが求めていたのは肉たっぷりの飯と鉄道模型&鉄道観察であり、「ゲームは趣味です。趣味はやるべきことをやってから」、「前髪を切るように」などの28項目にも渡る説教を喰らい、同情心が憎さに変じてしまった。
ムジークリスト
編曲は「EHAMIC」が担当している。
ムジークの登場回及びボーカルなどの詳細については「クラシカロイドの音楽一覧」を参照。
第一シリーズ
曲名 | 効果 |
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4.A.M.Nocturne | 周りの空間を巻き込んだ高い塔を作って閉じこもる。 |
恋はジョリジョリ ~華麗なる大円舞曲より~ | 電脳世界のモノに人間らしい肉体と感情(もしくはそのどちらか)を与える。 |
夜半の月 ~幻想即興曲より~ | 外の世界の人間を電脳空間に転送したり、外から電脳空間に干渉できる。 |
第二シリーズ
子犬のカーニバル~子犬のワルツより~ | 周りの空間にいる人物を犬に変身させて自分に服従させる。ついでにドボの言葉が分かるようになる。 |
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雨だれと憂事 | 室内でも雨を降らせることができる。局地的豪雨も可。また、長時間雨に当たると視覚にも影響を与える。 |
ジャパニメーション英雄ポロネーズ | 周囲の人物をそれぞれが心に思い描く英雄に変える。 |