概要
概要
「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」の記憶を持ったクラシカロイド。
物語開始時から音羽歌苗が大家を務める音羽館に住むクラシカロイドの1人。通称「ベト」、もしくは「ベトさん」。モツからは「ルーくん」と呼ばれている。
頑固でこだわりが強く、探究心が凄まじい。信念をつらぬこうとするあまり我が強い反面、やや世間知らずなところがあり、妙に純粋で初心な一面も持っている。奏助曰く「運命に抗う」が口ぐせ。焼き餃子の事を「ギョーザー」と呼び、いかにしてギョーザーを焼くか、それ以外は音楽くらいにしか興味を示さない。しかしその焼き方は溶接機や火炎放射器などを持ちいるトンデモなもの。
普段は黒いライダースジャケットに赤いマフラーを首にまいているが、ムジーク発動時の衣装は黒の燕尾服に変わる。
ギョーザーにこだわる理由は、歌苗の父・響吾が食べさせた具が黒い餃子(ベト命名:漆黒のハーモニー)が忘れられなかったため。それ故再現しようとさまざまな焼き方を工夫していた。リストに指摘されるまで具を黒焦げにして作ろうとしていた。漆黒のハーモニーの正体は歌苗の好物でもあった味噌まんじゅうの餡で、ようやく再現できたが、彼のトンデモなギョウザーの作り方はその後も相変わらずだった…
その後、とあることからギターを作ろうと思い立ち、二週間ほど自室に引きこもった。そしてやっと出てきた際にモーツァルトが言った「餃子はつくらないの?」という質問に対し、返ったきた答えはなんと、「餃子?なんだ、それは」であった…。しかし、そのギター作りでも借り受けた奏助のエレキギターを「少しばかりいじった」結果、元のギターの面影がなかったり、火炎放射器になっていたり、電気を食いすぎて音羽館が停電したりと相変わらずトンデモである。
他の人物との関係
他の人物との関係
物語開始前にモーツァルトと共に自分が何者なのかわからないままアルケー社から逃走。音羽響吾が言う音羽館に転がり込んできた。響吾が言うには借金まみれの音羽館を何とかするためらしいが(もっとも響吾には虚言癖があるので本当にそうなのか疑わしい)、本人はそんなこと考えておらずモツと共に家賃を払わず居座り、歌苗の頭を悩ませている。
1話で発動させたムジークから神楽奏助からは尊敬のまなざしで見られていたが自身は財布の紐扱い、シューベルトから「先輩」と尊敬されているが自身は誰だお前状態、とほとんど周囲に関心を払わない。
モツがムジークで周囲に懺悔させる効果を発揮させた時は唯一受け付けず、「俺に悔い改めるようなことは一つも無い!」とまでいったほど。
なお、モデルとなったベートーヴェン自身、自分本位な変わり者という評価を受けていた。(逸話のいくつかは生前の彼を快く思わなかった権力者達のデマの可能性もある)
タクトコンセプト(第一シリーズDVDボックス付属資料より)
タクトコンセプト(第一シリーズDVDボックス付属資料より)
甘めのデザインのモツに対し、ベトのタクトコンセプトを一言で表すと「クール」。シックな色合いの指揮棒になっている。モチーフはなんと「餃子をつかむ漆塗りのチョップスティック(お箸)」である。
・左右にひろがった部分(ギョーザー?)の真ん中に埋め込まれている黒い石はブラックダイヤモンド。
・持ち手部分のシルバーは、ベトらしい大人の色気を感じるいぶし銀の色味になっている。
・枝分かれ根本部分の絡みつくような構造は半透明クリスタル。
・チョップスティックの先は、はんだ付けしたようなランダム感のあるデザイン。
ムジークリスト
ムジークリスト
編曲は「布袋寅泰」が担当している。
ムジークの登場回及びボーカルなどの詳細については「クラシカロイドの音楽一覧」を参照。
第一シリーズ
曲名 | 効果 |
---|---|
情熱について語るべき2、3の真実 ~田園より~ | 近くにある構造物を自律行動するロボットに変化させる。周りの空間を舞踏会場に変え、皆が踊るようになる。生育不良の茶葉を育てることもできる。 |
皇帝の美学 | たくさんの皇帝ペンギンを召喚する。ナポレオン風の見た目のひときわ大きいペンギンも現れることがある。 |
六弦の怪物 ~クロイツェルより~ | 周りの空間を巻き込み、タクトが変化したギターを使った演奏を披露する。流星群が降ってくる。 |
豊穣の夢~エリーゼのためにより~ | コーヒーが美味しくなる。第二シリーズでちゃんこ鍋もおいしくなっているような描写があり、おそらく飲食物全般を美味しくする効果がある。 |
大宇宙音楽讃歌No.9 ~交響曲第9番より~ |
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