CV:島﨑信長
「クラシカロイド」の登場人物。
概要
「音羽館」の大家音羽歌苗の幼馴染みであり、勝手に音羽館に私物を持ちこんで居候して(というより入り浸って)いる。
彼にもちゃんと実家(1期1話と8話と17話では数分だけ彼の部屋も登場)が存在し、身内に妹(cv高橋未奈美)と母(cv進藤尚美)がいることも判明している(1期1話と15話と2期25話)。
将来はミュージシャン志望であり、度々自身をアーティストと表現するが、口先ばかりで全然歌や楽器の練習をしている気配がない。
動画サイトに歌っている動画をアップしたりもしているのだが評判はイマイチ……というか誰も見ていない有り様(実際動画を見せられたシューベルトからは、内心かなり辛口な評価をくらってしまった)。
明るいがヘタレで調子のいい性格。努力が嫌いというミュージシャンは勿論、芸能人全般に向いていない人物。
クラシカロイド達が使うムジークを自分も使えるようになりたいと考えており、参考のために彼らにムジークを使わせようとするが逆に彼らの思惑に振り回されることが多い。
ダメな所が目立ち、音羽館のクラシカロイド達と一緒に騒いでは歌苗をイラつかせることが多々あるがそれだけの人間ではなく、第5話にてお疲れモードの彼女に好物の饅頭を差し入れに持ってくるなど思いやりのある部分もある他ミュージシャンや事務所に対する考え方はしっかりしており、第8話後半ではチャイコとバダのために一肌脱いだりした。
奏助の歌
作曲面
ミュージシャン志望であるが、前述した通り努力している気配はない。
一応、人工知能タブレットパッド君で自作の曲を流すシーンがあるため、時々作曲活動はしている模様。
ただし曲を聞いた周りからの評価は「才能は全く無い凡人」「ミュージシャンとは呼べない」「ミュージシャンに失礼」と散々に扱き下ろされている。
……正直、存在を忘れられやすいシューベルトよりも不憫かもしれない。
おまけに先述した通り口先のみである場合がほとんどであり、第15話では学園祭で曲を披露すると言っても誰にも信用されていなかった。
その後クラシカロイド達に自分とバンドを組んでもらえるように頼むが相手にされない&作った曲を批判される(尤も、その批判の内容は的を射ていたが)。
精神的にフルボッコになった彼はバンドを解散することを決意し、更に諦めずに一晩かけて曲を作ることを決意する。
こうして何とか「歌」が出来上がった。
歌唱力面
とにかく壊滅的に酷いの一言。
ひとたび彼が歌いだすと『人が苦しみだし、周りの物が壊れたり窓ガラスにヒビが入る』というムジークレベルの被害である。
前述した彼が作詞作曲した歌「ぼくは奏助」(後に「ぼくフツウ」に変更)を披露した際には救急車を呼ぶレベルの壊滅的な状況『地獄の学園祭』をもたらした。
それはクラシカロイドも同様であり、ベトは「これが少年の……ムジーク……!」と気絶し、モツは
「まさかこんなことになるなんて……」と漏らし、チャイコは「もうやめて~っ!!」と泣きながら懇願。あのバッハ様でさえ胸を押さえ苦しむ程。
その後、第18話でミツルロイドに魂を吹き込むために三弦の策略によって(間違って)捕まるが、上記の歌で見事に?ミツルロイドを起動させた。
そのミツルロイドは明らかにロボそのものだったが、音羽館の面々に本人と思われてしまった。
まとめると、プレバトなら添削・手直し不可能レベルの才能ナシである
他のキャラクターとの関係
ただ、クラシカロイド達の行動や発言がぶっ飛び過ぎている時もあるため、ツッコミにまわることもある。
人工知能のパッド君は相棒として常に持ち歩いており、パッド君には知識のなさをいつも馬鹿にされる。
歌苗の父親がいる頃はよく近所の子供と彼が作る漆黒のギョーザーを食べに行っていた。
その後も第18話のミツルロイドの件で偶然にもアルケー社内で再会した。
歌苗とは対照的に(概要での思惑以外にも単純に友達的な感覚で)クラシカロイド達には好意的であり、「ベトさん」や「モツさん」などと呼んで一緒につるんでいることがある。