柳川城
やながわじょう
城としての概要
城下町は現在の柳川市の元となった地域でもある。別名は舞鶴城で、鶴のように美しい城だったからだとのこと。
非常に堅牢な城としても有名で、凡将が守れば一年、名将が守れば攻略に三年かかると言われた。その理由はあちこちに張り巡らされた水堀のおかげで、実際これで何度も窮地を脱している。
その難攻不落の要塞っぷりは歌としても詠まれる程であった。
城娘としての概要
御城プロジェクト:REのプレオープン時に実装され、REの象徴的な存在の一人ともなっている城娘。CVは小倉唯、キャラクターデザインはけけもつ氏。
オープニング時、絶体絶命の危機に陥った殿を華麗に救い出し、以降殿が兜達と戦う契機を作る。いわばメインヒロインとも言うべき存在。
舞鶴城と呼ばれた美しいシルエットは城娘となったことでさらに磨きがかかっており、色白の清らかな美人といった外見をしている。翼のように広がる髪が印象的。
非常に真面目で誠実な性格をしており、口調もかなり丁寧。その正統派ヒロインっぷりと清廉な様子が多くの殿達から支持されている。
なのだが
一方で、神娘である千狐とやくもに比べると、柳川城は手放すことがいつでも可能な城娘であり、保護さえかけなければ引退させることも出来るためか、進行役としては登場しないことが多い。
そうこうしているうちにストーリーの出番もどんどん減っていき、長らくは「顔出しすらない」という悲運に見舞われたことも。
そのことが長らくネタにされてしまったせいで、彼女の不遇さを嘆く声も多かった。が、それを聞き入れてか、後の新実装のマップやイベントで出番が復活、以降千狐ややくもに比肩する出番を得るようになった。
しかし出番が増えた結果、殿の期待に答えようとするその意気が空回りしてしまい、変な方向に行くこともある。彼女の明日を多くの殿が心配している。
4月1日のエイプリルフールにはやくもの夢の中で、とはいえ、殿のために戦場で活躍したいという千狐に「千狐が武器になればいい」という大暴言をかました。しかもちゃっかり目のハイライトが無くなっておそろしい笑みを浮かべた差分が作られていた。ヒロインのしていい顔じゃない…。
尚、2017年2月頃に行われた公式の城娘人気投票では21位というなんとも…な結果を見せた。ただし高レアすら50位圏外に振り落とされる中、中レア相当の☆3レアリティで入っているのは数少なく、一定の支持を受けていることに変わりはない。少なくとも圏内に入っているだけマシ…なはず。
性能
戦闘面では、流石に初期入手の城娘ということもあり、☆3の石弓としては比較的平均的な性能に収まっている。しかし変に劣っている点もなく、攻守問わず堅実なステータスのまとまりを見せる。
史実通りの堅牢さにちなんだスキルが多く、特技は攻撃範囲内に居る味方の防御アップ、計略は指定した城娘の防御アップと、運用上では防御面に苦慮するステージで利用されやすい。
序盤では計略持ち故に微妙なコストの重さから運用しづらいものの、運用法がわかってくるとその防御スキルのありがたみがわかってくるだろう。
単独で敵をどうこうしようとすると石弓特有の中途半端さが仇となるが、味方と上手く歯車を噛み合わせることで真価を発揮するサポート特化のキャラだと言える。良くも悪くも城プロのゲームシステムをとても簡単に教えてくれるユニット。
初期に貰える城娘故に、すぐ御役御免になるかと思いきや、数少ない平属性の石弓であることや計略の有用性から、よほどの重課金を行って戦力が整っているプレイヤーでもなければ、ゲームを通して採用の余地がある。
柳川城改壱
城プロ1周年を記念して改壱が実装された。やったね!
肩だしのはだけた着物の下に縦セタのような黒インナーを着込んでおり、セクシーさを失わないままカジュアルになった。
レアリティの上昇に加え、初めて「改壱で計略が変化する」城娘となった。改壱になって計略がつく城娘はいくつかおり、計略の効果が強化される城娘なども直近で追加されていたが、計略の内容そのものが変わったのは彼女が初めて。
計略は鹿野城や首里城が持っているものと同様の「気の回復量増加トークンの設置」であり、遠距離城娘でこの計略を持ったのも初と、非常に有用性のある計略である。
平城で同様の計略を持っているのは他におらず、基本競合相手がいないのも強み。平城統一編成で精製トークン枠をとれるのはステージによってはかなりの強みになる。
そうでなくとも、鹿野城や春日山城を持っていない殿なら、それだけのために別属性の編成に出張させても基本性能が強いので問題ない。なにより、遠距離城娘という部分が「トークンをすぐ出せる状況の維持=生存能力が第一」となるのに前衛を任せなくてはいけないジレンマに苛まれていた精製トークン持ち城娘の現状を打開する希望となった。…と、1周年を機に張り切り過ぎてかなり強くなっている。
ただ、計略が変化するので安易な改築は一息待つべきだろう。「防御力上昇」をとるか、「精製トークン」をとるかは殿の好みで。一応同じ効果を持つ安平古堡も居るので、それで事足りるなら迷うこともないか。
この際もう一人取り、改壱と無印の2人を侍らせて、戦場に応じて使い分けるのもいいだろう。ただし柳川城は築城限定なので注意。
ちなみにトークン名は三柱神社。殿の元ネタの方が神として祭られている。