江ノ電800形
えのでんはっぴゃくがた
江ノ島電鉄が、前身の「江ノ島鎌倉観光」時代に保有していた電車。
解説
山梨交通モハ7形7・8号車 ⇒ 上田丸子電鉄(上田電鉄の前身)モハ2340形2341・2342号車 ⇒ 江ノ島鎌倉観光800形801・802号車。
4両編成運用を行う目的で、江ノ島電鉄の前身「江ノ島鎌倉観光」が2両を1971年に譲り受けた。入線に際して、連結器の高さが違うのと、そのままでは急カーブが通過できないことから、元の連結器を取り外し、新たに肘型の密着式自連に交換してカーブを通過できるようにした。最初は電動機(モーター)を減らしたため性能が悪く、またドアが両端によっているため乗り降りに時間を要する欠点があったが、ドア増設後にモーターの増設を実施している。
1000形の増備と入れ替わる形で801・802号車の2両とも1986年に廃車され、1両が故郷・山梨県で静態保存されている。