みーくん
みーくん
概要
入間人間著作のライトノベル『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の主人公。
原作では容姿が意図的に伏せられているものの、中性的な美形らしく、『年上キラー』『美少年』との異名を持つ。
現在pixivに存在しているみーくんのイラストは、漫画版もしくは実写映画版の容姿に添っている。
タイトルが指し示すように極度の虚言癖を持っており、本編の文中では特定の事柄について淡々と述べた後に「嘘だけど」とそれら解説を自分で一蹴するという形でよく表されている。
作中における『八年前の誘拐事件』の関係者であり、犯人・天野南の息子。
『まーちゃん』こと御園マユと共に犯人に監禁され、様々な残虐な仕打ちを受けた。
一巻ではその影響から坂下恋日の診療所に通っていることが明かされている。
二巻以降では恋日が辞職したため通院出来なくなったが、事件後常に足を運んでいたことで、心が壊れたマユと異なり精神は僅かに回復しているようだ。
但し、事件の影響で『ある単語』を聞いたり前から抱きつかれたりすると、強烈な悪寒に襲われる症状が残り、下の名前を呼ばれても同様の反応を示す。
更に事件以前から不遇な環境(父からは日常的に暴力を振るわれ、義母からはネグレクトをされていた)で育った影響もあり、多くのトラウマを抱えている。またそうした生育歴から、厭世的で斜に構えた態度を取る。
事件後は父方の叔母夫婦に引き取られ、現在は枝瀬という姓を名乗っている。因みに叔母夫婦との関係は良好(叔母は彼を腫れ物扱いせず、やや過保護である)
蛾、蜜蜂ハッチ、働き蟻など昆虫によく例えられ、自分に対しても「昆虫系」の評価を下している。
『みーくん』『みーさん』と呼ばれているが、本人は名前を明かさないため、文章上では本名不明となっており、ミステリー要素を持つ本作の大きな謎の一つとなっている。
短編集である『i』の最終話にて明確な名前が明かされているが、それ以前にもヒントとなる描写は点在している為、名前を特定することは可能。
(というか、この記事の文章ですでに彼の名前は推理できる。興味のある方は考察してみてはいかがだろうか)
一巻では「まーちゃん、世界で一番きみを××してる。嘘だけど」と述べている。
ただしその『嘘』もまた『本当』かどうかは不明である。