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みか宗の編集履歴2019/08/23 23:41:31 版
編集者:はこべ
編集内容:改稿を始めました。まだ途中です。
センシティブな作品

概要

アプリあんさんぶるスターズ!の登場人物影片みか×斎宮宗の腐向けカップリング。

ユニットValkyrieのメンバーであり、リーダーの宗の家に関西出身のみかが居候している。

みかは宗を崇拝しており、宗が他人から変人扱いされたり、貶されたりといった際にみかはいつも怒りをあらわにしている。一方宗は普段はみかを「粗忽者」「脳みそを落っことした失敗作」などと罵ったりするものの、「メンテナンス」や「調律」など、パフォーマンスから散髪に至るまでみかの世話をなにくれとなく焼いている。かと思えば、追求のあまり明後日の方向に向かう宗をそれとなく押しとどめたり「しょうがないなぁ」と受け入れたりするのがみかである。

自らを「お師さんの人形」と呼ぶみか。それはお師さん=宗への崇拝の証でもあると同時に、みかのプライドでもある。「人形」だと自らをいう彼が、いかに「人間」になろうとするかは、下記のストーリーから辿ってみていただきたい。

公式では

イベントストーリーのネタバレがあります

「追憶 マリオネットの糸の先」

1年前を扱う「追憶」中で最も早く公開されたストーリー。かつて学院の王者と呼ばれていたかつてのvalkyrieの栄光とその終焉を描くストーリーである。

「Saga 駆け上がるレインボーステージ」

(さあ、俗物たち!後で振り返って、自分たちがどんだけ見る目の無い阿呆やったか気づくんや!ほいで、俺と同じぐらい悔しがれ……!)

引退した往年のアイドルたちが「弟子」を取り、その様子を記事にまとめるという企画―Saga計画―に椚先生から参加を命じられたみか。Valkyrieの活動資金を稼ぎたい彼だが、宗によるアイドルの歴史と愛を約2時間以上も聞かされるなど、宗に憧れて飛び出してきたが知らなかったアイドルの歴史に触れ、Saga計画への参加を決意する。

――そしてやってきたお披露目ライブ本番当日。みかは困惑していた。

ダンスはお師さんから学んだものに比べ、あまりにも単純だった。

パフォーマンスはValkyrieに比べて精密ではなかった。

それなのに、なぜお客は喜んでいるのだろう?

なぜあれほど血を吐くように努力したお師さんは、ドリフェスの投票では認められないのだろう?

その悔しさに、みかの心は怒りに燃える。

そこで心の中で発した台詞が冒頭のものである。お師さんを認めない、数字に眩んで認識しようともしない人々への怒り。その怒りを、みかは表面上ではパフォーマンスを続け笑いながら、たぎらせていた。

……後に述べるが、形は違えど「人々への怒り」が、そして芸術がみかと宗を結びつけるものであった。

その様を、春川宙は次のように述べている。

(ドロドロしてる……。でも、その奥にとっても強くて綺麗な光がある)

(マグマをお腹に溜めた火山な~。それがほんの少しだけ吹き出し始めてる)

(そんなものを浴びたら、世界はどうなっちゃうんでしょう?怖いけど、ちょっと見てみたい!)

なお、このストーリーで宗が実際に登場するのは一話だけである。

そして、Sagaシリーズはフルボイスが実装されている。そのみかの笑いは、どうかご自身で聞いていただきたい。

演舞 天の川にかける思い

「失敗作でも出来損ないでも、おれがお師さんの唯一の人形や。舞台の上ではな!」

「泥だらけの薄汚い烏の羽でも、折れて痛くてほんの少ししか羽ばたけへんでも!一瞬でも1ミリでもお師さんをより高く、導けるなら!ほんのわずかでも、お師さんの役に立てるなら!ぜんぶぜんぶ売り払ったる、人生も生命もなにもかも!」

「そのためなら将来なんか、おれの明日なんか要らんわ……!」

ドリフェスにはまだ参加しないものの、ライブハウスなどで少しずつ勘を取り戻しつつあるvalkyrie。彼らをドリフェスへと引きずり出すべく、英智が宗にあえて喧嘩をうり、七夕祭のステージへと誘いだそうとする。

かつてValkyrieに所属していたなずなを人質に取り、宗を煽る英智に対し、宗の命令により黙っていろと言われたみか。しかし、お師さんが、過去にトラウマを植え付けられた相手に罵られている、圧を掛けられている。そんな事実に腹が立ったのか、

「なぁ……あんた、もう黙ってくれん?」

「あんたが、お師さんの何を知ってるっていうん?」

「あんた、もうお師さんに関わらんといて……。頼むから、ほっといてや?」

と英智の胸倉を掴んでまで怒りを露わにしていた。今まで()内で表現されていたみかの

怒りの心情が口に出た瞬間である。この二人のやり取りを見た宗は、

「やめろ、影片」

「やめてくれ」

と制止の声をあげていた。

このやり取りがただのカップルにしか見えなかった人はそう少なくはないだろう。

そして、その後、宗が手芸部部室内で毛布をひっかぶって七夕祭の案を考え、それに幼馴染のはずの紅郎までドキッとするなか、平然と

「いろいろまとまったら、また動き始めてくれると思うわぁ、良くあるんよ、こういうこと」

というのも、またみかである。

だが、このストーリーではこれすらも序の口である。

七夕祭当日。ドリフェスに出場したValkyrieは、英智の予想を上回り、「異形」と評されるほどのパフォーマンスを見せつける。そして、みかもまた、ダンスと自身の歌声でその存在を見せつける。それならばしっかりと、正統派のレッスンを受ければよいという弓弦にみかは冒頭の台詞を言い放つ。

自分は宗の人形であり、そうあれるのなら、宗の芸術の一部となれるなら、自分の未来なんかいらないと。

「お師さんの人形」としてもっとも分かりやすく激烈なせりふであることから、みかと人形の文脈ではこのセリフが良く引用される。しかし、ちょっとまっていただきたい。この台詞には「唯一の」「お師さんを導く」という表現も含まれている。もしかするとみか自身も気づいていなかったかもしれない、宗に対するプライドと執着と――そして「人間」になろうとする兆しさえも見られるストーリーとセリフである。

「マジカルハロウィン」

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