概要
TRPG「ソード・ワールド2.5」の世界の大陸、アルフレイム。その大陸にある、水路が特徴的な街・ハーヴェスに集まった4人の冒険者が、町内や奈落の魔域、芸術の都などを奔走。時には街の平穏を脅かす蛮族などを撃退するため、またある時には街の歌姫をストーカーから守るため、さらには数奇な運命を辿った兄弟や世界の今後のために奮闘していくストーリー。
魔剣に関するトラブルが元でゴブリンに過激な八つ当たりをするドレイクの登場など、よくよく考えると剣呑な展開はあるが、基本的には電波要素などが少なく、サクサクと読みやすい作風が特徴。
物語の途中で、PLのリアルの事情で、パーティメンバーが一人退出することになったが、その者がパーティの今後のために託した書が、本来、ある魔法を行使できない種族の支えになったり、後々に重要な選択を強いられたキャラを導くきっかけになったりといった、王道ながら胸が熱くなるような演出も。
妖怪いちたりないの亜種なのか、ある敵対組織との交戦時に、なぜか敵側の出目がよく3になるが、そこはご愛敬。
2019年3月に発刊された第3巻にて、一旦終結となった。