「ソード・ワールド2.0」のバージョンアップ版。2018年から発売。
主な舞台はアルフレイム大陸に移ったが、「2.0」のテラスティア大陸と同じラクシアの中にあり、「2.0」と「2.5」ではデータの互換性がある。
アルフレイム大陸は、テラスティア大陸から遠く離れ、異なる歴史を歩んできたため、いくつかの違いがある。
- 大陸北端に、魔界と接続した“奈落”がある。
- “奈落”から飛び散った“奈落の魔域(シャロウアビス)”が出現するため、対処する組織として冒険者ギルドが誕生した。
- 北半球にあるので季節や太陽の向きをあまり気にしないでよい。
システム
「2.0」と同じく、キャラクタークラスを個別に取得して作成し、ダイスロールは「基準値+2d」で判定する。
主な変更点
- 大陸が異なることによる、種族、信仰できる神格、生息するモンスターの一部入れ替え。
- 支援専用に「フェロー」が誕生した。HPが存在せず攻撃を受けないが、PCと座標を共有する必要がある。
- おそらくソロプレイ対応に、一撃で行動不能になる魔法に大幅な制限が掛かっている(寝てしまう【スリープ】を眠気の差す【ナップ】に入れ替えるなど)。
- 強すぎたり弱すぎたりしたデータの手入れ。片手銃2丁のショットガンなどが不可能になった。
- 名誉点の利用法が一部変わる。二つ名を買うルールが無くなり、冒険者ギルドのランクを上げられるようになった。
種族
アルフレイム大陸で使用できる種族は、テラスティア大陸とは一部異なる。
- 人間
- エルフ
- ドワーフ
- タビット
- ルーンフォーク
- ナイトメア
- リカント
その特殊な言語と、ライカンスロープを彷彿とさせる特技のためか、前知識のない者から蛮族と勘違いされる等、ナイトメアのような災難に見舞われがちな種族でもある。
- リルドラケン(ルールブックII)
- グラスランナー(ルールブックII)
- メリア(ルールブックII)
- ティエンス(ルールブックIII)
- レプラカーン(ルールブックIII)
- アルヴ(『アウトロープロファイルブック』、以下OPB)
- ウィークリング(ガルーダ、タンノズ、バジリスク、ミノタウロス)(OPB)
- シャドウ(OPB)
- ソレイユ(OPB)
技能
戦士系技能
- ファイター
- フェンサー
- グラップラー
- シューター
魔法使い系技能
- ソーサラー
- コンジャラー
- プリースト
- マギテック
- フェアリーテイマー(ルールブックII)
6系統の妖精の中から4系統を選択して契約するようになった。『メイガスアーツ』(以下MA)では3系統と6系統+カオス系の選択肢も追加された。
- デーモンルーラー(『モンストラロア』、以下ML)
- ドルイド(ML)
その他系技能
- スカウト
- レンジャー
- セージ
- エンハンサー(ルールブックII)
- バード(ルールブックII)
通常の呪歌で楽素を溜めて、終律でダメージや回復効果を放てるようになった。終律は精神効果が無効の相手にも通用する。
- ライダー(ルールブックIII)
- アルケミスト(ルールブックIII)
- ジオマンサー(MA)
- ウォーリーダー(MA)
戦闘特技
一部変更を受けている。大きな変化は大半の宣言特技の効果時間が「1ラウンド」から「1回の攻撃」や「1回の魔法行使」となった。また、射撃武器と射撃魔法の誤射防止が《ターゲッティング》にまとめられる、《魔法拡大/種別》を1つ取れば次に《魔法拡大すべて》を取れるようになったなど。
関連イラスト
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ソードワールド2.0/ソード・ワールド2.0
鉄道…魔動機術で走る列車が存在する。
カクヨム…公式で二次創作の投稿ができる小説サイト。詳細はカクヨム公式を参照にされたし。2021年にはリプレイコンテストも行われる。