吐鉤群
はばきかぎむら
吐鉤群とは、「無限の住人」のキャラクターである。
概要
幕府の新番頭にして、死罪人で構成した隠密集団である無骸流の創始者。
逸刀流を幕府の剣術指南役とする話を持ちかけ天津影久らに近付こうとしたが、それは江戸の治安を脅かす逸刀流を殲滅するための策謀であり、裏では無骸流の一団を使って逸刀流剣士の暗殺を行なっていた。
本人も劇中最強クラスの剣客であり、一対一で戦えば敵無しの強さを誇る侍である。良き上司であり、良き家庭人でもあるのだが、仕事に関しては独善的な輩であり、必要とあらば市井の人間を踏みにじることも辞さない極端な人間である。役に立つと思えば尸良のような極悪人でも雇い入れるなど、公僕としては無節操で問題のある人物。
万次の不死の肉体にも興味を抱き、後に江戸城地下に監禁し様々な実験を試みた。その過程でおびただしい数の実験犠牲者を生み出すことになったが、元より幕府のためなら如何なる犠牲も惜しまないという傲慢な忠義心の持ち主であったので意にも介さなかった。
後に万次の逆襲によって左目を奪われた挙げ句、多くの犠牲者を出した”不死実験”の全容が明らかになったことで諸々の責任を問われ切腹を命じられる。だが、切腹までの猶予期間の間に逸刀流を壊滅させることを決意した鉤群は、無骸流とは別に私財を投じて私兵集団・六鬼団を結成。己の存在全てを賭けて逸刀流との戦いに挑むこととなった。