宇宙飛行士
うちゅうひこうし
概要
宇宙飛行士とは、宇宙船に搭乗し大気圏外での飛行や活動を行うよう選ばれた人のことを指す。
宇宙開発は莫大な費用がかかる国家レベルの事業であるため、養成される飛行士の数も自ずと限られる。
閉鎖環境への適応、コミュニケーション能力、ストレス耐性などなど、求められる資質は多岐にわたり、その上でも実際に宇宙へ行けるのはごく一握り。
とはいえ、民間人の宇宙旅行も現実味が増しているため、今後はより専門職としての見方が強くなるのかもしれない。
アメリカで訓練を受けた宇宙飛行士はアストロノート(astronaut)と呼ばれ、ロシア(旧ソ連)で訓練を受けた宇宙飛行士はコスモノート(cosmonaut, космонавт)と呼ばれる。また、中国で訓練を受けた宇宙飛行士のことをタイコノート(taikonaut)と呼ぶことがある。
近年、宇宙飛行士の代替用途遠隔操作ヒューマノイドロボット『FEDOR(callsign:Skybot F-850)』がISS(国際宇宙ステーション)に向けて打ち上げられ、以下の工程を達成(2019年8月22日ロケット打ち上げ成功→2019年8月27日ISSとソユーズ宇宙船のドッキング成功→2019年8月30日遠隔操縦試験実施→2019年9月6日ISSから帰還モジュール分離→2019年9月7日大気圏突入カプセル指定地域への地上降下成功)、2020年代初頭には『FEDOR(callsign:Skybot F-850)』の反省点を踏まえ、より小型で最適化された新設計の後継機『ARTEM(Automatic Research and Testing Machine)』が開発・実用化される予定である。
外部コンテンツ
To Be a Cosmonaut. Russian cosmonaut candidates show what it takes to shoot for the stars(2019年4月12日公開)
※ロシア・トゥデイ 公式YouTubeチャンネル『RT Documentary』より転載
Special report of Russia-24 channel: Skybot F-850 flight(2019年8月23日公開)
※ロスコスモス 公式YouTubeチャンネル『Roscosmos Media』より転載