概要
2006年2月24日発売。通称「もしらば」。
原画はくすくす、シナリオはNYAONが担当している。
現在は生産が中止されており、評価の高さも相まってプレミアムが付いている状態である。
余談だが『さくらシュトラッセ』作中に登場する「美園駅」には『もしも明日が晴れならば』劇場版を広告する看板が飾られている。
ストーリー
主人公、鳩羽一樹にとって、野乃崎明穂はかけがえのない人だった。
ずっと、家族同然に暮らしていた居候の女の子。
夏のはじめに告白をして、一樹の恋人にもなってくれた女の子。
これからずっと、幸せな思い出を築き上げていく予定だったのだ。
だが、そんな彼女は病に倒れ、あっけなくこの世を去ってしまう。
その出来事はあまりに突然で、いなくなった少女はあまりに大きな場所を占めていて…
残された者達は、泣くことさえも忘れて、ただ途方に暮れるばかりである。
それから数ヶ月の時間が流れ、彼らがようやく立ち直りかけた季節…
明穂は何の前触れもなく、この世に舞い戻ってくる。
「思い残すことがあったから」
そんな言葉と共に微笑む、ひとりのゆうれいとして。
キャラクター
野乃崎 明穂(ののさき あきほ)
学園の三年生で、主人公とは姉弟同然に育てられてきた、遠縁の親戚にあたる女の子。
両親を事故で亡くし、一樹の家へと引き取られてきたのが十年近く前のこと。以来、二人は家族であり、幼なじみであり、親友でもあり…、周囲の人間からはほとんど夫婦同然と思われていた。ある日のこと、病に倒れてあっけなくこの世を去ってしまうのだが、それから数ヶ月後には幽霊の姿になって舞い戻ってくる。
生前は成績優秀で人望もある優等生だったが、一樹の前だけで見せる本性は、我が儘で意地っ張りな一面も。