桜咲刹那
さくらざきせつな
概要
CV:小林ゆう
人物
巨大な野太刀「夕凪」を愛用する京都神鳴流の剣士。
後述するが、近衛木乃香との関係にまつわる伏線の都合などがあったため、物語冒頭ではクラス中のモブキャラに近い存在で、ほとんど物語に登場することもなく、さほど注目されているキャラクターでもなかった。
だが、第4巻以降の修学旅行編で大活躍し人気が急上昇。出番も激増し、その後ネギ・パーティにおける武術系の最大戦力として長瀬楓と双璧をなす存在となっていく。ネギと仮契約も交わしたため、アクションシーンにおける登場頻度の高さは、主人公ネギを除く全登場人物中でも有数。
現在ではトップ人気キャラクターのひとり。
性格
厳格に育てられ、性格は生真面目だがかなりの照れ屋。護衛の役目を優先していたためか、勉強は苦手なほうであり、またボウリングやカラオケといった女子中学生定番の遊びも経験がなかった。普段は標準語を話すが、パニックを起こしたり、地が出ると京都弁になる。またスカートの下にスパッツを穿いている。
木乃香を守るため、麻帆良学園に中等部から入学。木乃香のことは「このかお嬢様」または単に「お嬢様」と呼ぶが、本心が出たり驚いたりすると「このちゃん」と言ってしまう。また木乃香限定で心配性(過保護?)な一面もあり、木乃香が危機に晒されているのではないかと思うたびに取り乱すような時もある。
生い立ち
烏族と人間のハーフ(父が烏族、母が人間らしく、2人共既に他界している)で、そのためもあってか木乃香から一歩引いて見守っていた。そういう混血のためであるのか、彼女が自身の姿を現す際の羽は白く、エヴァンジェリンの発言によれば禁忌とされた存在であるらしい。
白い翼が原因で里から離れようとした所を詠春に拾われ、神鳴流に入門した。なお愛刀・夕凪はかつて現役時代の詠春が使用しており(169時間目)、引退後彼女に譲った物と見られる。
修学旅行での最終決戦で木乃香を救うために翼を見せた後、皆の前から去ろうとしたがネギ・スプリングフィールドの説得により留まり、木乃香や明日菜にも受け容れられたことで彼女たちとの結びつきが強まることとなった。
身体的特徴
前述の通り、普段は隠しているが白い翼を持つ。この翼は空を飛ぶだけでなく、攻守にも使える。また、頭髪や瞳の色も物理的に変えたのではないか、とエヴァンジェリンにカマをかけられたことがあり、本人の反応から察するにかなり正鵠を射ていた様子である。 大和撫子と言う形容詞が似合う美人であり、戦いの際に邪魔なのか、髪は基本的にサイドテール。
人間関係
木乃香とは京都での幼少時代からの幼馴染で「せっちゃん」「このちゃん」と呼び合う仲だったが、あることがきっかけで少し距離を置き、やや微妙な関係になっていた。しかし修学旅行編の京都での一件から行動をともにする。
魔法使いになることを決めた木乃香に仮契約(パクティオー)を求められている。刹那自身も従者になることに異存は無い模様であるが、カモの術を介した仮契約の際に必要となる「女同士のキス」に対して抵抗感があり、その事を教会の懺悔室で神父(に化けた春日美空)に相談したことも。結局、252時間目に仮契約をした。その際に登場したパクティオカードはネギとの間のパクティオカードとは絵柄が異なっている。
修学旅行で共に戦ったのを契機に神楽坂明日菜とも親しくなり、以後彼女とともに行動することが多くなった。またネギに対しても、修学旅行の件で大きな恩義を感じており、明日菜達と共に彼を護っていくことを誓っている。他に龍宮真名や楓とも、武術のプロフェッショナルとしてともに仕事をすることがあるらしくタメ口で会話する仲である。真名とは寮でも同室。古菲には敬語を使っていたが、ネギま部結成以降タメ口である。
ネギま部(仮)では、書記(木乃香)護衛の役職についている。 魔法世界での初期懸賞金額は3,000ドラクマ。その後捕獲困難とされ、額が跳ね上がった。
能力
前述の通り刹那は京都神鳴流の剣士であり、作中でも様々な剣技を披露している。また、剣術の補助程度に退魔術や陰陽術を使うことも出来る。さらに前述の通り烏族のハーフであるため、背中から白い翼を出し飛行することも可能。
まほら武道会では、実剣の使用が禁じられたため、木刀代わりに「気」で強化したデッキブラシを使用した。
アーティファクト
ネギと木乃香と仮契約を結んでいる。アーティファクトは『匕首・十六串呂(シーカ・シシクシロ)』と『建御雷(タケミカズチ)』。仮契約カードのおまけ機能ではメイド服+猫耳の服装を登録している。称号は「翼ある剣士」。
匕首・十六串呂
アーティファクトの本体は、柄頭に房飾りがついた、一口(ふり)の匕首。名称通り、最大で十六口まで分裂させることが可能(本体以外は全て房飾りがない)。十六口にはそれぞれいろは歌の順に平仮名の番号がつけられていて、番号と本数を指定して出現させることもできる(例:「ろ・は・二刀」)それぞれの匕首は、従者が念じるままに飛翔させることができる。またそれらを用いて捕縛結界を発生させるなどの応用も可能。
建御雷
石剣。魔力を充填することで巨大化する。