円子令司
まるこれいじ
概要
CV:杉田智和
クォーターバック(QB)。背番号4。身長177cm。体重68kg。5月1日生まれ。血液型AB。40ヤード走5秒2。ベンチプレス60kg。
元イタリアンマフィアを父に持つハーフ。女のような苗字を気にしているらしく、伊語に似た「マルコ」(marco:本人談、イタリア男っぽくてチョイ不良風味)と呼ばれるのを好む。
関東大会抽選会では白秋代表で登場。白黒のリングピアス、茶髪に白のメッシュを入れたビジュアル系。瓶入りコーラを愛飲(24巻の王城祭クイズ番外編の情報によると、1.5リットルのコーラを一気飲み出来るらしく、また自分でコーラの調合も可能らしい)。
物腰こそ飄々として掴みどころの無く、弱気な姿こそ見せるが、マフィアを父に持っているだけあって、常に確実な勝利を求める狡猾でダーティーな一面を持ち、関東大会のトーナメント抽選の際には泥門に抽選札の交換を持ちかけたり(アニメではカットされた)、デビルバッツの元へ決勝進出祝の花を大量に贈呈しているなど、一見、好意の中に示威を潜ませた行為を見せる。
また、秘密厳守主義で情報を洩らすのを嫌い、普段からアメフトと関係ないことばかりやっており、二番手であるはずの天狗花隆をエースに祭り上げ、何かと誤魔化して、己の実力さえも韜晦している。
また、マネージャーの氷室が棄権の忠言に動画を披露した際はPCを回収に出向いている。反面、キッドの素性を知っていたり、陸のローピングロデオドライブの走りを一回だけ見ただけで源流走法を見抜いたり、情報網と観察力も蛭魔と引けを取らない。
対西部戦では「ボールハンドリングの達人」と紹介されているが、隠してきた実力は泥門戦にて発揮し、相手からボールを掠め取る必殺技「スクリューバイト」で、デビルバットゴーストとデビルバットハリケーンを発動させたセナからボールを奪い取り、更に最後方から一気にタッチダウンを決めた。
観戦していた進すらもその人間離れした瞬時の動体視力とその一連の技巧に対して、驚きを禁じ得ず一部始終を瞠目していたほどであり、他にQBの動きを一部始終マークするQBスパイも得意とする。
身体能力ではヒル魔に若干劣るものの、戦況を即座に読み取る力、臨機応変に戦術を変える機転の早さ、相手の弱点を見抜く力、蛭魔にも引けを取らないトリックセンスなどを持ち合わせるトッププレイヤーである。
また、ランプレイも得意で、ラン獲得ヤード数もセナを上回っている。ただ、泥門戦では守備能力中心で、自分でボールを持って走るプレイが目立つ一方で、QBとしてのパス能力は不明のままだった。全日本選抜代表結成に際し、ヒル魔の推薦でセーフティとして選出される。
そんな彼が天才の空気を匂わせないのは、自分が「努力の人間」だと熟知しているからであり、自分を「関東の蛙」と卑下するなど、己の立場を弁えている一面もある。
かつては年上の女性である氷室とは親密な関係にあったらしく、彼女に勝利の朝日を見せるべくクリスマスボウルへの出場を目指していた。
しかし、強豪の神龍寺に対し一方的な勝利を見せた帝黒学園の恐るべき強さを目の当たりにした事で、勝つためには峨王の力で全員潰すしかないと考えるようになり、今の白秋の戦法を作った。それ以降、仲の良かった氷室との関係も次第に冷ややかなものとなっていた。
ヒル魔は糞睫毛(ファッキンまつげ)と呼び、勝つこと以外に興味が無いと言う接点からヒル魔と気が合い、試合前から対話をしている一方で、自分同様に目的達成の為ならば手段を選ばない彼を危険視している。座右の銘は「弱肉強食」。
「~っちゅう話だよ」が口癖で、全日本選抜以降はハァハァ三兄弟に代わるツッコミ役として定着している。