日本の書道と同じく、文字を美しく見せるための手法だが、筆記にペンまたはそれに類する道具(硬筆)を用いているため毛筆を使用する書道とは表現されたものが大きく異なる。
記録媒体としての羊皮紙が高価であるため、文字を残す際により美しい表現を試みた結果、発明されたと思われる。
カリグラフィーでデザインされるものはアルファベットだけでない。イスラム圏ではコーランの一部をカリグラフィーを用いて書かれたタペストリーが見られる。
また、活版印刷の発明後も、印刷物の章の頭の1文字をカリグラフィーの手法でデザインされた、通常の活字より大きなものを用いることがあり、直接ペンで描写するもの以外にも応用されている。