概要
ゾーン2の守護者(ガーディアン)。亡霊が溢れ出て誰も近づかない図書館の四階を住処とする。
守護者の中で唯一、住人から全く認識されていない(名前すら知られていない)。
かつては住人たちを我が子のように思い、その幸福のために尽力したが、他の守護者たちと異なり直接統治をしなかったためか、住人は次第に彼の功績や彼自身のことを完全に忘れ去ったことに深く絶望。
あろうことか自ら亡霊をけしかけゾーンを襲撃している。一方で現在の己の行いが過ちであることも悟っており、心の底では誰か止める者が現れることを望んでいた。
当初はネコの姿をしていたが、これは自身を食べようとしたヴァレリー(ジャッジの弟)を乗っ取った仮の姿で、本来は千年を生きる火の鳥。自身の大きさは小鳥サイズから巨大な成鳥まで操作できる。
過去回想に他の守護者共々登場。この頃は小鳥の姿をしており、冷静で知性的な性格であったことが推察できる。本をとても好んでいた。当時は『我々(デーダン、ヤフェト、イーノック)一人一人が万物の幸福を護るガーディアンになること』を理想としていた。
名前の由来
旧約聖書の創世記より。『ノアの箱舟』で有名なノアの三人の息子の一人、ヤフェト(ヤペテ)に由来する。