銀氷のドラゴニュート・フィルレイン
ぎんひょうのどらごにゅーとふぃるれいん
概要
CV:雨宮天
illust:ぽんず
フィルレインはCygames制作の対戦型カードゲームアプリ『Shadowverse』に登場するキャラクター。
透明に透き通った尾を持つ、美しい竜人の女性。暖かいものは不要と考えており、そういったものは爪の先まで凍りつかせてしまうようだ。
カードとしては、記事タイトルにもある銀氷のドラゴニュート・フィルレインのほかに絶対零度・フィルレインの2つの種類が存在し、双方ともドラゴンクラスのレジェンドを務めている。
当記事では両方とも解説する。
また、同じCygames繋がりで神撃のバハムート内のイベントに出演しているほか、2020年12月13日にはグランブルーファンタジーに登場することも告知された。
神撃のバハムート及びグラブルについては後述。
カード詳細
銀氷のドラゴニュート・フィルレイン
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ドラゴン |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:3 |
能力 | ファンファーレ 銀氷の吐息1枚を手札に加える。 |
進化後 | 攻撃力:2 体力:4 |
能力 | 進化時 相手のフォロワー1体に1ダメージ。 |
CV | 雨宮天 |
収録セット | 起源の光、終焉の闇 鋼鉄の反逆者 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
絶対零度・フィルレイン
種類 | フォロワー |
---|---|
クラス | ドラゴン |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 3 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:3 |
能力 | ファンファーレ 相手のフォロワーすべてに1ダメージ。銀氷の吐息1枚を手札に加える。 |
進化後 | 攻撃力:3 体力:5 |
能力 | 進化時 銀氷の吐息1枚を手札に加え、そのコストを1にする。 |
CV | 雨宮天 |
収録セット | 運命の神々 |
銀氷の吐息
種類 | スペル |
---|---|
クラス | ドラゴン |
コスト | 2 |
能力 | 相手のフォロワー1体を選択する。そのフォロワーがダメージを受けているなら、破壊する。ダメージを受けていないなら、1ダメージ。 |
CV | 雨宮天 |
カード解説(銀氷のドラゴニュート・フィルレイン)
「灼熱も凍る…絶対零度」
第8弾カードパック『起源の光、終焉の闇』に収録されたドラゴンのレジェンドカード。
当初は第8弾カードパックには収録されておらず、後の2018年5月30日に「アディショナルカード」(追加収録カード)として登場した。
ちなみに現在に至るまで続いているアディショナルカードという仕組みは、第8弾カードパックにて初めて実装されたものである。
能力は、ファンファーレで銀氷の吐息という専用のトークンスペルを手札に加えるというもの。
本体が2コスト1/3という取り回しが効きやすい性能を持っているため、とりあえず場に出しておくだけでもそこそこ強力である。
銀氷の吐息の性能は、相手フォロワー1体を選択し、それがダメージを受けているならそのまま破壊してしまうという強力なもの。ダメージを受けてない場合でも1ダメージを与えることはできるが、前者の効果が強力なため、そちらの方の効果を積極的に狙っていきたい。
更にフィルレイン本体は、進化時能力で相手フォロワーに1ダメージを与えることができる。
これにより銀氷の吐息のサポートができるのはもちろんのこと、体力1のフォロワーを狙うことで、進化時のダメージ効果+銀氷の吐息+2/4のフィルレインによる合計3体のフォロワーの処理が可能。
とびっきり派手な能力を持っているわけではないが、堅実な相手フォロワー処理性能を持ったいぶし銀のカードとして、登場から長らくの間ドラゴンデッキの定番カードとして採用され続けた。
「それが貴方の最後の吐息」
しかし第13弾カードパック「リバース・オブ・グローリー」の実装に伴い、「起源の光、終焉の闇」は「ローテーション」ルールにおいて使用不可能となった(いわゆるスタン落ち)。
アディショナルカードは本リリースから2ヶ月ほど遅れて収録される都合上、ほかの本リリース収録カードよりローテーションにおいて使える期間が若干短くなっているため、フィルレインのローテーション落ちを惜しむ声は少なくなかったが、その後……
カード解説(絶対零度・フィルレイン)
「触れれば痛み…融けない傷痕」
第17弾カードパック『運命の神々』にて、絶対零度・フィルレインとしてリメイク収録を果たした。
銀氷のドラゴニュートと同じく、アディショナルカードとしての収録になっている。
コストは3と少し増えたが、ファンファーレで銀氷の吐息を加える能力は据え置きで、さらに相手フォロワー全体に1ダメージを与えるようになった。
これにより進化せずとも単体で吐息の破壊効果を狙えるようになっている。
さらに進化時能力により、追加で銀氷の吐息を加えたうえでそのコストを1にすることができる。進化すれば+1PP支払うだけでさらに相手フォロワーを破壊できるため、1枚で多数の盤面に干渉することができる有力なフォロワーと言えるだろう。
また、地味な変更点として進化時に上昇するステータスが+1/+1から+2/+2へとなっている。
進化時にコストが1になる吐息は、すべてではなく進化時に加える1枚のみという点は注意。ファンファーレで加えた吐息を貯め込んで進化時に一気に吐息のコストを下げる…といった行為は不可能である。
呪われし影・ヴァイディの場合は進化時に影の侵食のコストをすべて下げるため勘違いしやすい。
余談
相手の場に銀氷のドラゴニュート・フィルレインがいる状態でヴァンパイアのカード獄炎のデーモンをプレイすると、獄炎のデーモンの登場時ボイスが特殊なものに変化する。
リーダースキン
「白銀氷河…吐息となりて」
2018年5月30日に開催されたイベント「2nd Anniversary 人気カード投票」にて、10枚のドラゴンのカードの一つとしてノミネートされた。
その中の投票で見事1位を獲得し、リーダースキンとしての実装が決定。その後、第12弾カードパック「鋼鉄の反逆者(リベリオン)」でまれに入手できるリーダースキン付きカードとして実装された。
フィルレインはそれまでカードボイスやフレーバーテキストでしかキャラの掘り下げは無かったが、リーダースキン化されたことでフィルレインのキャラクター性が明らかになったと言えるだろう。
「吐息が凍てつき…心が凍る」
神撃のバハムート
Shadowverseは同じくCygamesによるゲームである神撃のバハムートからカードのイラストや設定などを流用している場合が多いが、フィルレインは(当時の)シャドバでは珍しくイラストの流用ではない、Shadowverse用の新規描き下ろしカードである。
前述したキャラの掘り下げが無かったという事情もそこから来ているのだが、2020年1月31日より神撃のバハムート内にて、イベント「Blizzard heart」が開催されることが告知された。
Twitter上の告知によると、神撃のバハムートの主人公である「騎士」がフォルテと再開、彼女と共に《氷の塔》を訪れた際にフィルレインが現れる、といった内容のようだ。
これまでもShadowverse用の描き下ろしカードが神撃のバハムートに逆輸入される件は存在していたが、シャドバ発祥のキャラクターが神バハのイベントに出演するという事例は初のことであり、一部のプレイヤーたちを驚かせた。
グランブルーファンタジー
直近ではアニメ版のコラボもあった中で、今回のフィルレイン参戦という流れになった。2020年末のフェス更新でプレイアブル収録。レジェンドガチャにて『銀氷の槍グレイシャー』の入手で解放可能。
なお、種族に関してはグラブルで適切な種族がない為にその他で分類されている。
中の人はドロシーも担当。
レアリティ | SSR |
---|---|
属性 | 水 |
タイプ | 特殊 |
武器 | 槍 |
種族 | その他 |
年齢 | 不明 |
身長 | 152cm |
趣味 | 氷細工、ひとりの時間 |
好き | 冷たいもの |
苦手 | 温かいもの |
- フレーバーテキスト
与えられた使命を果たすことだけが己の生まれた意味であると信じた少女。
されど、その心は長きに渡る孤独によって天牢の雪獄に閉じ込められる。
虚空だけが寄り添う冷たき世界に差し込んだのは、降り注ぐ陽光のような手。
その温もりに引かれるまま、少女は白き檻から青き空へと羽ばたいていく。
- 性能
奥義 | シュティレヴァイス | 水属性ダメージ(特大)/白銀の雪花による強化効果を2ターン延長◆銀氷の吐息状態の敵に追加ダメージ |
---|---|---|
1アビ | 銀氷の吐息 | 敵に水属性ダメージ/攻防DOWN(累積)/銀氷の吐息効果 |
2アビ | 白銀の雪花 | 水属性キャラの水属性攻撃UP/アビリティダメージ性能UP |
3アビ | 氷雪の抱擁 | 敵に6回水属性ダメージ/氷結効果/スロウ効果 |
サポート1 | それが貴方の最後の吐息 | 味方が敵に氷結効果または氷牢効果を付与するアビリティを使用時に銀氷の吐息が発動 |
サポート2 | 永久凍土 | 水属性キャラが銀氷の吐息状態の敵から受けるダメージを軽減(20%) |
氷牢及び氷結を敵に付与後、自身の1アビが自動発動というアビリティを持つ。事実上、援護射撃のような形になるだろう。リリィかマキュラ・マリウスと組ませると相乗効果が期待できるかもしれない。
それ以外でもスロウで相手の行動を遅らせる、水属性キャラの強化等もできるので、いわゆるサポートも出来るアタッカーと言えるだろう。