オズの大魔女
おずのだいまじょ
虚構をあげる……うけとって。
Cygames制作の対戦型カードゲーム『Shadowverse』に登場するキャラクター。
第5弾カードパック『ワンダーランド・ドリームズ』という世界各国の童話などをモチーフにしたカードが多数収録されたカードパックにて初登場したカード。このカードの場合、有名な児童文学作品『オズの魔法使い』の登場人物から名前が取られていると思われる(ただし元ネタにおけるオズは男性)。
CVはM・A・Oが担当している。
カードイラストの元ネタは、同社制作のソーシャルゲーム『神撃のバハムート』に登場する同名のカード。そちらはカードのバージョンによってはフードの形状が猫耳だったりうさぎ耳だったりする。
カード名 | オズの大魔女 |
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種類 | フォロワー |
クラス | ウィッチ |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 5 |
進化前 | 攻撃力:4 体力:5 |
能力 | ファンファーレ カードを自分の手札が5枚になるまで引く。スペルブーストを持たない自分の手札のスペルすべてのコストを1にする。 |
ラストワード 次の自分のターン開始時、自分の手札のスペルすべてを消滅させる。 | |
進化後 | 攻撃力:6 体力:7 |
能力 | 進化前と同じ能力。(ファンファーレ 能力を除く) |
CV | M・A・O |
収録セット | ワンダーランド・ドリームズ 虚構の魔術 鋼鉄の反逆者 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※スペルブースト…スペル使用時やスペルブーストする能力使用時に強化される能力。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
5コストで4/5(進化後6/7)という標準的なステータスのウィッチフォロワー。ファンファーレで自分の手札が5枚になるまでカードを引き、スペルブーストを持たない自分の手札のスペルすべてのコストを1にするという能力を持つ。
スペルブースト能力さえ付いていなければ、どんなに大きいコストを持つスペルでもコスト1にしてプレイすることができるという、極めて派手な効果である。
一方デメリットとして、破壊されて退場した場合、次の自分のターン開始時に自分のスペルをすべて消滅させてしまう。つまり、オズをプレイした際はできる限り多くのスペルをプレイする必要があり、使い切れなかった分は消滅されるリスクを抱えてしまうというデザインになっている。
また、スペルブースト能力を持つスペルはコストを1にすることができない。そんなことができた日には、プレイした瞬間追加ターンが確定する次元の超越のコストを簡単に踏み倒すことができるため当たり前の話ではあるが。
この派手ながらもリスクの大きい魔女を主にどのデッキで使用するかと言うと、答えは秘術ウィッチであった。
登場時点における環境の秘術ウィッチの場合、デッキのカードは主に土の印アミュレットと土の秘術能力を持つフォロワーで占められているため、デッキ内のスペルの比率を少なくすることができる。これによりラストワードのデメリットを抑えることで「強力なスペルのコスト踏み倒し」と「手札補充」の両方のメリットを実現させることが可能。
また、幻惑の奇術師、天輪のゴーレム、同時期に収録された偉大なる魔術師・レヴィなどの存在により、秘術ウィッチはアグロ(速攻)寄りの構成で組むのが強力になったため、オズの大魔女を投入することでアグロデッキでは悩まされがちな「手札不足」を「カードを自分の手札が5枚になるまで引く」能力によって補えるという点も、相性が極めて良かった。
オズなどの登場によって一気に強化された秘術ウィッチは、常に環境の一定のポジションに存在する、プレイヤー達は意識せざるを得ない強力なデッキとなっていた。
しかし第10弾『十禍絶傑』のリリースをもって、第5弾出身であるオズは「ローテーション」フォーマットでは使用不可能となってしまった。今後は全てのカードが使用できる「アンリミテッド」フォーマットでの活躍に期待がかかる。
当のアンリミテッド環境では、マナリアの魔導姫・アンを軸にしたデッキ「マナリアウィッチ」に採用されることが多い。アンの能力で加えられる10コストスペルアンの大魔法は、ゲームの勝敗を決めるダメージを相手に与えることができるうえに、スペルブーストを持たないためオズの能力でコストを踏み倒すことができるため相性が良い。
時が流れ第22弾カードパックで登場した想像の具現化もスペルブースト能力を持たない重量級の強力なスペルであるため、オズやその他カードと組み合わせたコンボデッキが組まれる事がある。下記のコンボの項目も参照。
オズの大魔女は、その特異な能力により様々なコンボを生み出すことが可能である。
ここではその一例を紹介する。
- 魔海の女王の能力によりサタンとオズのコストを0にし、次のターンにサタンからのオズのプレイでアスタロトの宣告とディースの裁きを引き、それぞれをプレイするOTK(ワンターンキル)コンボ。
- このコンボは2018年3月29日に実施された魔海の女王のカード能力変更により実現が不可能となっていたが、2019年11月25日のカード能力変更によって魔海の女王の能力が元に戻ったため、再びこのコンボが行えるようになっている。
- 序盤中盤を耐えて終盤にオズをプレイし、とにかくスペルを連打するコンボデッキ。
- スペルを使い切れず消滅させたとしても、オズからオズを引いていれば再び連打させることができる。デッキ内のウィッチ・フォロワーをオズのみに絞ればコールチェインにより確定サーチが可能。
2018年5月30日に開催されたイベント「2nd Anniversary 人気カード投票」にて、10枚のウィッチのカードの一つとしてノミネートされた。
その中の投票で見事1位を獲得し、リーダースキンとしての実装が決定。その後、第12弾カードパック『鋼鉄の反逆者(リベリオン)』でまれに入手できるリーダースキン付きカードとして実装された。
Shadowverse(Shadowverseの登場人物一覧) ウィッチ(シャドウバース)
次元の魔女・ドロシー…同じく「オズの魔法使い」の登場人物の名前が使われてるウィッチのフォロワー。Shadowverseでの関連性は不明。
ペコリーヌ…同じCygamesによるゲームプリンセスコネクト!Re:Diveにおける同声優のキャラクター。後にそちらもShadowverseにコラボ出演した。
鷺沢文香…同じCygames開発によるゲームアイドルマスターシンデレラガールズにおける同声優のキャラクター。後にそちらもShadowverseにコラボ出演した。こちらはクラスもオズと一緒である。