この気持ちが恋じゃないなら、きっと世界に恋はない
(TVアニメ最終話サブタイトル)
夕陽の射す放課後の教室という、少女漫画そのままのシチュエーションでの告白イベントだったが、些細な言葉のミスから、野崎の描いている漫画のベタ塗り担当になる。どうしてこうなった。
初期は仕事人間の野崎の突拍子の無い一挙一動に千代が振り回されるが、千代もまた野崎への盲目的な恋心ゆえに時にストーカー1歩手前の所業を見せることがあったりもする。
学校や野崎の職場兼住居であるマンションで交流を深めていく間に、野崎からも千代に対し特別な感情らしきものを出すようになるが、それが漫画家としてか異性としてかは微妙なボーダーであり、読者をヤキモキさせている。
因みに2人の出会いは高校入学式。
電車の乗り間違いで遅刻した千代と原稿明けでやはり遅れて来た野崎と校門前で遭遇。閉じた校門に上がれない千代を野崎が抱き上げる。この直後、野崎の一面を知らない千代はギャップにときめき、遅刻の心細さを払拭してくれた野崎に想いを寄せるようになる。
そして野崎も、この時の千代を無意識に自身の漫画のヒロインのモデルにしていた。
野崎が190cmで千代が145cm、実に身長差45cmの超凹凸カップルである。