羅小黒戦記(映画)
ろしゃおへいせんき
概要
2019年9月7日に中国で公開されたMTJJ木頭および寒木春華スタジオ制作の劇場版アニメ作品。
日本でも2019年9月20日より字幕版が劇場公開され、高い評価を得る。
2020年11月7日より、日本語吹替版「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」が全国の劇場で拡大公開されることが決定した。
原作であるwebアニメ版「羅小黒戦記」の4年前の前日譚にあたる物語。
上映時間は101分。
あらすじ
人間たちの自然破壊により、多くの妖精たちが居場所を失っていた。
森が開発され、居場所を失った黒猫の妖精シャオヘイ。
そこに手を差し伸べたのは同じ妖精のフーシーだった。
フーシーはシャオヘイを仲間に加え、住処である人里から遠く離れた島へと案内する。
その島に、人間でありながら最強の執行人ムゲンが現れる。
フーシーたちの不穏な動きを察知し、捕えにきたのだ。
戦いの中、シャオヘイはムゲンに捕まってしまう。
なんとか逃れたフーシーたちはシャオヘイの奪還を誓い、かねてから計画していた「ある作戦」を始める。
一方、ムゲンはシャオヘイとともに、人と共存する妖精たちが暮らす会館を目指す。
シャオヘイは、新たな居場所を見つけることができるのか。
そして、人と妖精の未来は、果たして――
登場人物
CV表記は原語版/日本語吹替版。
CV山新/花澤香菜
本映画およびWEBアニメの主人公である黒猫の妖精。6歳。
人間の土地開発によって棲み家をなくした。
尻尾が分裂してできた黒い生命体は「ヘイシュ(嘿咻)」。
能力は金属系および空間系(領界)。
CV劉明月/宮野真守
妖精たちの集う会館で執行人を務める人間。年齢不詳(※1)。
能力は金属系および空間系(己界)。
両腕につけた鉄片を操り戦うほか、自らの霊質空間に物質を取り込むことができる。
※1:SNS上のスタッフの発言によれば、映画時点で437歳とされる。
フーシー(風息/风息)
CV郝祥海/櫻井孝宏
人間嫌いの妖精。200歳。
居場所をなくしたシャオヘイを仲間に誘う。
能力は木系。植物を成長させ、操ることができる。
シューファイ(虚淮)
CV夏候落楓/斉藤壮馬
フーシーの仲間の妖精。冷静沈着の実力派。
能力は氷系。身体自体が氷でできている。
ロジュ(洛竹)
CV叮当/松岡禎丞
フーシーの仲間の妖精。爽やかな情熱家。
能力は木系。植物を成長させ、操ることができる。
テンフー(天虎)
CV図特哈蒙/杉田智和
フーシーの仲間の妖精。おとなしく無口。
能力は火系。
CV山新/水瀬いのり
会館の総本部から救援のためかけつけた。
能力は火系。
公式による他作品の哪吒と区別する呼称に羅吒がある。
シュイ(若水)
狐の妖精。執行人。
ムゲンの大ファン
キュウ爺
楽天家のおじいちゃん妖精。執行人。
パンジン(潘靖)
妖精会館の館長。
カンセン(冠萱)
会館の妖精。
心霊系(洗脳)の能力を持ち、人の記憶を消すこともできる。
緊急時の後始末を担当。
ソウ(大爽)
会館所属の人間。
霊力の低い生命体を転移させることができる。
イフー(逸風)
会館の妖精。
回復系の能力を持ち、治療を担当している。
アクウ(阿赫)
シャオヘイを襲った妖精。
能力は心霊系(傀儡)で、人を操れる。
イエツ(叶子)
シャオヘイを襲った妖精。
能力は土系。
スタッフ
原作/監督:MTJJ
プロデューサー:叢芳氷、馬文卓
副監督:顧傑 脚本:MTJJ、彭可欣、風息神涙
作画監督:馮志爽、李根、周達炜、程暁榕、鄭立剛
美術監督:潘婧 撮影監督:梁爽 3D監督:周冠旭
音響監督:皇貞季 音楽:孫玉鏡
制作会社:北京寒木春華動画技術有限公司
<日本語吹替版>
音響監督:岩浪美和 音響制作:グロービジョン
配給:アニプレックス、チームジョイ