コンパクトカー

こんぱくとかー

日本では一般的に5ナンバーサイズの比較的小柄な普通乗用車を指す。

概要

元々は米国で、それまでの標準的なモデルよりもサイズが小さく購入や維持においてコストの低い乗用車を意味していた。

第二次世界大戦後の欧州や日本にもこの概念が入り込むが、国土や市街地が狭小で比較的小柄な車両が好まれるこれらの地域では、米国の従来のコンパクトカーよりもさらに小さなモデルに当てはめて使用されるようになった。

欧州では一般的にAセグメント(概ね全長3,800mm以下)とBセグメント(同4,200mm以下)という慣習上の規格が該当するとされる。

日本では明確な基準はないものの、一般的に5ナンバーで全長・全幅などで全体的に小柄な普通自動車のジャンル分けに用いられており、規格としてさらに小さな軽自動車は通常除外される。

日欧のコンパクトカーは、米国ではサブコンパクト(subcompact)と呼ばれるカテゴリーとして扱われる事が多い。

2021年現在の日本ではコンパクトカーと呼ばれる現行市販車のほとんどがハッチバックであり、車高をより高くしたトールワゴンが多い。

低価格帯設定の車種が主流で、生産コストや座席空間の確保の問題などから大半のモデルがFFベースである。