CV:村上まなつ
人物
アイドルグループ・ミステリーキッスのメンバー。18歳。大分県出身。
緑色の瞳を持つ黒猫。
アイドルとして活動する際は、仮面を付けて素顔を隠している。
無邪気であっけらかんとした性格。唐揚げが大好き。
母子家庭で育ち、母親に恩返しをするためにアイドルになった。
その一方で、センターである二階堂ルイと自分の待遇の差に不満を抱いている。特に仮面を付けさせられ、二階堂の引き立て役とされている現状に「売れるわけがない」とぼやいている。
また、古参客の今井に「以前と比べてダンスのキレが悪くなった」と心配されたり、同グループのメンバーの市村しほには「前の方がよかった」と陰で言われている。
マネージャーの山本が小戸川のタクシーで迎えに来た際、タクシー車内にある人物から渡されたスマートフォンを仕込むなど、謎の多い人物である。
関連イラスト
ネタバレ
CV:鬼頭明里
11話にて、作中に登場する三矢ユキは偽物であり、本物の三矢ユキは物語開始前、CDデビュー直前に何者かの手によって殺害されていたことが判明した。
本編で三矢ユキとして振る舞っているのは、急遽山本によって登用された和田垣さくらという少女である。
以後、偽物の三矢については和田垣さくらの項を参照。
本物の三矢ユキこそ、失踪した練馬の女子高生本人であり、落語界の大御所である笑風亭呑楽の娘である。
和田垣とは違い涼しげな青い瞳を持ち、左耳にイヤーカフを付けたクールな少女。
陸上部とアイドルのレッスンを並行する努力家で、ダンスのキレに定評があった。
当初は「思い出作りくらいの感覚」としてアイドル活動に打ち込んでいたが、他のメンバーに感化され本気でデビューを目指すようになる。
また、センターである二階堂ルイのカリスマ性を素直に認め評価し、「足を引っ張らないようにしないと」と意気込んでいた。
しかし、CDデビューを控えた直前に練習の様子を見に来たプロデューサーに「この子をセンターにしよう」と名指しされたことが、事件の引き金となる。
ある日の深夜、センターの座を譲るよう交渉する目的で三矢を呼び出し、事務所に訪れた二階堂が目にしたものは、既に事務所内で事切れている三矢ユキの死体であった。